データプロジェクター|機能面から選ぶ上でのポイント

商品研究①
データプロジェクター

セッティングから撤収まで
最新モデルは、この機能に注目!



輝度や予算だけでデータプロジェクターを選んでいないだろうか。多機能化が進んでいる現在、機能にもしっかりと目を向けて選びたい。今回は、最新プロジェクターでチェックしておきたいポイントを解説する。改めて付加機能を確認してみよう。


 

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 データプロジェクターを機能面から選ぶ上でのポイントは、「いかにストレスなく使うことができるか」ということ。具体的には①設置性(セッティング)、②プレゼンテーション中の使い勝手、③後片付け——この3つとなる。
 まず、①設置性では「プロジェクターをいかに素早く手軽にセッティングできるか」が重要。これを実現する機能が、「クイックスタート」「自動台形歪み補正(オートキーストーン補正)」「オートフォーカス」「光学ズーム」などである。

  「クイックスタート」は、プロジェクターの電源をオンにしてからスクリーンに映像が投写されるまでの所要時間を短縮する機能だ。最新機種では、これに対応するモデルが増加。実際の所要時間は5秒程度から十数秒まで様々だが、以前は30秒以上を要していたモデルも多かったことを考えると、立ち上げのストレスはかなり軽減される。
 スタートアップに関連して、「ダイレクトパワーオン」や「オートスタート」と呼ばれる機能を搭載したモデルもある。電源プラグをコンセントに差し込むだけで投映できるので、プロジェクター本体のスイッチをオンにする必要がない。

  「自動台形歪み補正」は、オートキーストーン補正とも呼ばれる。プロジェクターの投映では、スクリーンに対する本体の設置角度や位置により、投写映像に台形の歪みが生じる。本体の傾きを検知して、投写された映像の歪みを自動修正してくれる機能が、この自動台形歪み補正だ。最新機種では、ほぼ標準搭載となりつつある。

 この機能には、「上下方向」と「上下方向+左右方向」に対応する2タイプがある。前者はプロジェクター本体の上下の傾きにより生じる歪みを自動補正する。モデルによっては、上方向のみ対応するタイプもある。
 後者は上下方向に加え、左右方向の傾きで生じる歪みも自動補正してくれる機能だ。スクリーンに対して斜めから投映しても、手動操作することなく歪みのない画面が得られる。

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 最新モデルでは前者タイプが一般的。これは、プロジェクター本体をスクリーン正面に設置できることが、実際の利用シーンでは多いことが理由という。どんな場面で使うケースがあるかを、検討しつつ選びたい。
 「オートフォーカス」は、文字通り映像のピントを自動で合わせてくれる機能のことである。
 また、「光学ズーム」も設置性を高めるポイントの1つ。ズーム倍率が大きいと、同じサイズのスクリーンからの距離に対して、それだけ設置可能範囲が広くなるからだ。
 こうした機能を搭載したモデルを選べば、セッティングに要する操作はプロジェクターをパソコンなどと接続し、電源コンセントを差し込むくらいだ。ほとんどをプロジェクターが素早く自動で行なってくれる。

 



PCレスや無線LANに注目

 ②プレゼンテーション中の使い勝手では、ミュート(画像を消す)の役割を果たすレンズシャッターや、リモコンによる画面操作など、モデルにより様々な工夫が盛り込まれている。
 この辺りは個人の主観に左右されるため、どのモデルにどんな機能があるかは、ヤマダ電機法人カウンターで相談してほしい。ここでは、今後の注目機能として「PCレス」と「無線LAN」の2点を見てみよう。

  「PCレス」は、プレゼンテーションなどを行なう際にパソコンを必要としない機能のこと。USBポートや各種メモリカード対応スロットを搭載したプロジェクターに、データを保存したメモリー媒体を差し込むことでスクリーンに映像を投写できる。

 この機能が注目を集めている背景には、個人情報保護法への対策などがある。最近は、社内のパソコン持ち出しを禁止する企業も増加。そこで、必要なデータだけをUSBメモリーに保存して携帯し、営業先などでPCレスプレゼンテーションを行なうといった活用法が見られる。
 テレビ会議の代替として、この機能を持つプロジェクターが使われるケースも増えてきた。例えば、全国展開する企業が、訓示や研修資料などのデータを保存したUSBメモリーを各支店に配布。それをプロジェクターで再生して情報共有する。大画面で多人数が一度に視聴できることや、何度でも反復して見られることなどがメリットだ。

 また、パソコンなどとケーブル不要でワイヤレス接続できるのが、「無線LAN」。ケーブルを接続したり持ち歩く手間が省けるなど物理的なメリットもそうだが、モデルによってはワイヤレスで自由に切り替えて、1台のプロジェクターを複数のパソコンで利用することも可能。使い勝手だけでなく、活用の幅も広がる。



クイックオフは必需機能
 プロジェクターを使った後は、セッティングと同様に素早く③後片付けを行ないたいもの。これを実現する機能が、「クイックオフ機能」だ。

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 プロジェクターの光源ランプは高熱を発するため、使用後もしばらく冷却する必要があった。この間、電源を抜くことや本体を片付けることができなかった。
 クイックオフは、こうした課題を解決し光源ランプの冷却を待たずに撤収を可能とする。
 最新機種では、クイックオフ機能に対応しているモデルが多いが、その実現方法には大きく2つある。「ワンタッチオフ」や「ダイレクトシャットダウン(ダイレクトパワーオフ)」だ。

 ワンタッチオフは、本体のスイッチをオフにした上で電源プラグをコンセントから抜くもの。一方、ダイレクトシャットダウンは、スイッチを切ることなく電源プラグを抜くことができる。同じクイックオフでも、前者はワンクッション操作が必要というわけである。
 いずれもクイックオフとしての機能は大差ないが、投映中に電源コードを踏みつけてプラグが抜けてしまったり、天吊りでプロジェクターを設置する場合など、ダイレクトシャットダウンに対応している方が安全性や利便性は高い。

 多機能化が進んでいるプロジェクター。こうした機能を、利用シーンを想定しつつチェックすることで最適なモデルが見つかるはずだ。

 

 

使いやすさアップを実現する最新プロジェクターの主な機能               
●機能と概要          
   (設置性)セッティング                          
●クイックスタート   
電源オンから短時間で、映像をスクリーンに投写するための機能。「ダイレクトパワーオン」や「オートスタート」など電源コンセントをつなぐだけの関連機能もある
      
●自動台形歪み補正   
プロジェクター本体の傾きを検知し、映像の歪みを自動修正してくれる機能。「上方向」「上下方向」「上下+左右方向」のタイプがある    
 
●オートフォーカス   
スクリーン映像のピントを自動で合わせてくれる機能

●光学ズーム
ズーム倍率が大きいほど、同サイズのスクリーンに対して設置距離を広くできる
         
    プレゼンテーション中の使い勝手      
●PCレス   
USBメモリーや各種メモリーカードなどを使い、パソコン不要でプレゼンテーションが可能な機能      
   
●無線LAN   
パソコンなどの接続機器をワイヤレスでつなぐ機能。接続パソコンを自由に切り替えられる機能もある
         
    後片付け                                 
●クイックオフ   
使用後にクールダウン不要で、プロジェクターを片付けられる機能。「ワンタッチオフ」や、いきなり電源プラグを抜くことができる「ダイレクトシャットダウン」などがある

 

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