聖~hijiri~デジタルシンデレラとして 大型新人デビュー!


06年3月22日――大阪で生まれ育った聖(hijiri)が、歌手としてデビューを飾った。デビュー曲「PASSION」は、ヤマダ電機のCMタイアップ曲に選ばれる。メジャーデビューから約2カ月をかけ、全国11都市37店舗のヤマダ電機でインストアライブを展開。ラジオのレギュラー番組やキャンペーンなどもあり、目の回るような忙しさだったという。

△「LABI1なんば」での初のインストアライブ
「きっと聖のことなんか誰も知らんやろうし、見向きもされんかったらどうしようって不安やったんです」
だが、それは杞憂に終わる。インストアライブは各地で盛況を極め、若年から年配まで幅広いファンの心をつかんだようだ。ホームページには、連日のように応援メッセージが寄せられた。
「たくさんの人に支えられて、ここまで来れたんやと思います。今度は自分も誰かの支えになれたらいいな。感動だけやなくて、聖の歌で頑張れたり、幸せのきっかけをつかんでくれたら素敵やなと思います」
彼女の実家はレコード店。幼少の頃から音楽が身近にありながら、音楽とは距離を置いた生活を送っていた。
「小さい頃、親に『あんたは歌が下手やから』といわれ、それがずっとコンプレックスやったんです。好きなミュージシャンがいるわけでもなく、カラオケではできるだけ人前で歌わんようにしてました」
転機は17歳の時に訪れる。たまたま足を運んだ音楽専門学校で見たライブに衝撃を受け、その瞬間に将来が決まった。
「アカペラで、歌詞も英語やったから意味判らんし、ひたすら“声”に感動してました。気づけば、涙が頬を伝ってた。それまで、感情がほとんど表に出ない性格やったから、人の声だけで自分がここまで心を動かされたことに驚いたんです。
高校2年で、進路に迷いを抱えていた頃やったんですけど、初めて心の底から“歌やりたい”と思いました」
自分の歌で人の心を動かしたいと歌手を目指すことにした彼女は、数日後には退学届けを出したという。
「勉強はしてたけど、本当はやりたくなかった。歌の道に進みたい気持ちが強くなったら、勉強も大学も意味がないと思えたんです」
彼女は音楽の専門学校に入学したが、そこは音楽を勉強する場。プロとしてデビューできるチャンスはほとんどない。だが、運命の女神は彼女に微笑み続けることになる。
「いとこが通ってたタレントスクールの社長と話をする機会があって、スクールに入学できたんです。2000人も生徒がいてるから、オーディションを受けるのも一苦労やったんですけど、社長の勧めで入学した聖は東京のプロダクションに入れるオーディションを受けれたんです」
見事に彼女は合格する。理由は「歌がうまいわけではなかったが、何かひっかかるものがあった」こと。プロダクションとマネジメント契約し、19歳で上京する。
地道にボイストレーニングに取り組む一方、歌に専念したいと現プロダクションに移籍。昨年10月にメジャーデビューが決定した。デビューシングルには「PASSION」に、彼女自身が作詞作曲した「女神」が両A面としてカップリングされた。デビュー後の活躍はすでに述べた通りである。
「ここまで運だけで来れたんやと思ってます。運の良さと実力が比例せずに悩んだこともあったんやけど、最近は運に乗って自分のレベルを上げ実力をつけていけばいいと思えるようになったんです」
歌唱力に対するコンプレックスは払拭できたのだろうか。
「今でも、コンプレッスクはあります。たぶん、17歳の時に見たあのライブの域に達しないかぎり、それを払拭するんは無理やと思うんです。でも、そこは技術やなくてハートの世界やと思ってますから、自分の想いを歌に込められれば、聖も人の心を動かせられるんやと信じています」
今後は作詞作曲にも、どんどんチャレンジしたいと彼女はいう。
「インストアライブを通じて感じたことがあるんです。何気なく貼られているポスターや準備されているステージは、すべて聖のためにやってくれてる人がいるってことです。ファンだけやなくて、本当にいろんな人に支えられてるんやなあって。だから、今度は聖がみんなを支えてあげたいんです」
ヤマダ電機のインストアライブも一段落し、次作の制作準備に取りかかる。秋頃にはリリースされる予定という。「感動と癒しと愛を与えたい」と彼女。期待したい。

〈プロフィール〉
聖(hijiri)
職業:歌手
誕生日:8月13日
出身地:大阪府
テレビ:「J-POP」(群馬テレビ)
テレビCM:「ヤマダ電機デジタル商品」
ラジオ:「聖のJoin the Radio」(高崎ラジオ)、「SWAMP・聖のみんながんばれ」(fm fukuoka)
デビューCD:「PASSION」/「女神」
HP http://www.hijiri-web.jp





