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        <title>山田昇会長＆一宮忠男社長インタビュー</title>
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            <title>一宮社長インタビュー</title>
            <description><![CDATA[<span style="display: inline;" class="mt-enclosure mt-enclosure-image"><img height="120" width="180" style="margin: 0pt 0pt 20px 20px; float: right;" class="mt-image-right" src="http://www.shanimu.com/fukushima/img/fukushima25_01.jpg" alt="一宮社長と福島敦子" /></span> <p>ヤマダ電機◎一宮忠男社長</p> <p><font style="font-size: 1.5625em;"><b>企業理念の浸透に尽力し</b></font></p><p><font style="font-size: 1.5625em;"><b>人材育成に拍車をかける！</b></font></p> <p>&nbsp;</p><p>&nbsp;</p><div style="padding: 5px; background-color: rgb(204, 255, 255);"><b>㈱ヤマダ電機（群馬県高崎市）</b><br /> <br /> 1973年、現会長の山田昇氏が個人家電店として創業し、1983年に株式会社ヤマダ電機を設立。1989年、株式を店頭公開し、2000年に東証一部へ上場。2005年には国内専門量販店として初の売上高1兆円達成し、また家電量販店として初の47都道府県すべての店舗ネットワークを実現。2008年、本社を前橋市から高崎市に移転。今期は売上高1兆9860億円を目指している。<br /><br /> <a target="_blank" href="http://www.yamada-denki.jp/">http://www.yamada-denki.jp/ </a></div> <p>&nbsp;</p><p><b>最重要課題はCSRの強化</b><br /><br />　<b>福島</b>　創業35周年の節目の年にバトンを引き継がれ、6月に社長に就任されましたが、最初にそのお話があったのはいつ頃だったのですか。<br />　<span style="color: rgb(0, 0, 255);"><b>一宮</b></span>　3月頃だったと思います。山田社長は会長、CEOとして経営全般の舵取りを引き続きしていただくとのことでしたので、正直いって社長ということ自体、実感がわきませんでしたね。しかし、社長になって、その責務の重さをひしひしと感じている昨今です。<span class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline;"><img height="180" width="120" alt="福島敦子-No.25" src="http://www.shanimu.com/fukushima/img/fukushima25_02.jpg" class="mt-image-right" style="margin: 0pt 0pt 20px 20px; float: right;" /></span></p><p>&nbsp;</p><p>　<b>福島</b>　私も多くの経営者を取材してきましたが、偉大な創業者を引き継いだ2代目社長からは、「やりづらい」とか「比較されて神経をすり減らす」とか、そんなお話をよく聞きます。一宮社長はどうですか。<br />　<span style="color: rgb(0, 0, 255);"><b>一宮</b></span>　 私が入社したのは今から26年ほど前ですが、その当時から山田社長よりさまざまな面にわたり、指導・訓練を受けてきました。それが今の私の財産になっています。自分自身の中でそのような経緯があるので、やりづらいとか、そういったことはないですね。</p><p><br />　<b>福島</b>　この35年間でヤマダ電機は、専門小売店としては日本で初めて売り上げ1兆円を突破し、2兆円も目前です。これからどういう方向へ導いていこうとお考えですか。<br />　<span style="color: rgb(0, 0, 255);"><b>一宮</b></span>　現在、業界のリーディングカンパニーとして重要なことは、企業として社会的責任を持つということです。今まではがむしゃらに前へ進むことを考えていればよかったかもしれない。しかし、今後は社会的な責任を、なお一層自覚していかなければと思います。<br />　当社はCSR（企業の社会的責任）を推進していく上で、CS（顧客満足度）、労働問題、環境問題、コンプライアンス（法令遵守）の4点を掲げ、具体的に当社の事業の中で推進していますが、そのために大事なことは、人材だと思っています。人があって初めて、企業は成り立つ。そのように考えています。</p><p><br />　<b>福島</b>　人材育成はどの企業にとっても永遠の課題ですね。<br />　<span style="color: rgb(0, 0, 255);"><b>一宮</b></span>　 「ヤマダ電機の社員でよかった」という誇りを持つ社員を1人でも多く育てること。そして、周囲の方から「さすがヤマダ電機の人ですね。違いますね」といわれるような人間を育てていくことが重要じゃないかと。我われ専門量販店で大事なことは、やはり接客なんです。お客様は商品を買いにきますけれども、人を通じて商品を買うということが基本ですので、教育に最大の力を注いでいかなければと思っています。</p><p>&nbsp;</p><p><br /><b>一流を超える企業にしたい</b><br /><br />　<b>福島</b>　拝見した資料では、一宮社長が人材の育成や、誇りを持って仕事ができる環境作り、あるいはワークライフバランス（仕事と生活の調和）などに注力されていると感じました。業績では業界のリーディングカンパニーになったわけですが、本当の意味で一流企業への進化を目指しているという印象を受けたのですけれども。</p><p><span class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline;"><img height="180" width="120" alt="ヤマダ電機/一宮社長" src="http://www.shanimu.com/fukushima/img/fukushima25_03.jpg" class="mt-image-left" style="margin: 0pt 20px 20px 0pt; float: left;" /></span></p><p>　<span style="color: rgb(0, 0, 255);"><b>一宮</b></span>　売り上げや利益は当然のこととして、当社で働く社員も含めて一流を超える、超一流の企業にしていかなければと思っています。<br /><br />　<b>福島</b>　一流を超える、ですか。<br />　<span style="color: rgb(0, 0, 255);"><b>一宮</b></span>　そのためには社員一人ひとりが経営理念をしっかり理解して、これを基にして企業として成長し続けることが大事だと思っています。<br />　山田会長は常日頃から「ヤマダ電機は膨張ではなく、企業として持続成長し続けなければならない」といわれています。私はそのことが、超一流企業としての証であろうと思います。そのためにもまずは、私自身が常に意識改革をしないとダメだと、そう思っています。</p><p><br />　<b>福島</b>　ヤマダ電機側にもいい分はあるでしょうが、メーカーからのヘルパー派遣問題で公正取引委員会の排除勧告を受けましたよね。そういう状況を鑑みての「超一流企業への進化」、「CSRの取り組み強化」という側面もおありなんでしょうか。<br />　<span style="color: rgb(0, 0, 255);"><b>一宮</b></span>　当社としては排除勧告については真摯に受け止めております。「業界の慣習で他社も同じことをやっている」という気持ちは持っていません。リーディングカンパニーとして真正面から受け止め、改善すべき点はすでに改善を行なっています。指摘された点も含めて、現状の当社は、業界の中でもクリアで透明度が高いと考えています。</p><p><br /><br /><b>企業理念の具体化<br /><br /></b>　<b>福島</b>　これまでずっと「創造と挑戦」という理念の基にヤマダ電機は成長してきたわけですけれども、35周年を迎えた年に、「感謝と信頼」を改めて掲げられましたね。<br />　<span style="color: rgb(0, 0, 255);"><b>一宮</b></span>　「感謝と信頼」は創業時代から会長がいい続けてきたことです。私は「創造と挑戦」の根底にあるものが、「感謝と信頼」であると思っています。</p><p><br />　<b>福島</b>　企業理念が形骸化している企業も少なくありませんが、本当に浸透させるために、どんな取り組みを行なっているのですか。<br />　<span style="color: rgb(0, 0, 255);"><b>一宮</b></span>　企業理念を浸透させていくことは、非常に大切なことです。それには企業理念をいかに具体化し、事業に取り込んでいくかが重要なことだと思います。<br />　例えば当社には有資格制度があります。人事面において当社は平等ではありません、しかし公平です。やる気のある人、モチベーションの高い人、能力のある人はどんどん登用しています。<br /><br />　現実に当社の役員は若いです、同規模の他社に比べれば。30代の役員もいますし、40代の取締役が非常に多い。能力のある人をどんどん登用していくためには、公平な人事評価が欠かせません。そのための制度が有資格制度であり、誰でもチャレンジできる。そして、正当な人事評価を受けられます。<br />　また、当社には改善提案制度というものがありますが、これも社員のモチベーションを高め、経営参加をしていくという意味から非常に重要なことであると考えています。<br />　これらは一例ですが、さまざまな面において、企業理念を具体化していくことが重要ではないでしょうか。<b><br /><br /></b></p><p><br /><br /><br /><b>理念は机上の哲学ではない</b><br /><br />　<b>福島</b>　一宮社長ご自身のことをお聞きしたいのですが、ご実家は電気店だったそうですね。で、ある日、山田会長から電話がかかってきて「出てこないか」と誘われたとうかがいました。<br />　<span style="color: rgb(0, 0, 255);"><b>一宮</b></span>　そうです。私は山田会長の甥にあたります。当時の私は、大学は卒業したけれども、親のすねをかじっているような状態でした。就職も決まったんですが、そこも断って。「大学を卒業して俺は何しているんだろう」と悩んでいた時期なんです。そんな時に電話があった。</p><p><br />　<b>福島</b>　山田会長は当時から一宮社長のビジネスセンスを高く評価して、声をかけたのだと思っていました。<br />　<span style="color: rgb(0, 0, 255);"><b>一宮</b></span>　それはどうでしょうか。私自身、他企業で働いたこともないし、当然、実績もない。会長によって見出され、それこそ一から育てられてきましたので、ビジネスセンスがあるかないか、それ以前の問題ですね。</p><p><br />　<b>福島</b>　ちょっと不思議だったのは、一宮社長はその当時から「がむしゃらに働いたという意識がない」とおっしゃっていることです。<br />　<span style="color: rgb(0, 0, 255);"><b>一宮</b></span>　そうなんです。多分それは、先ほどお話ししたように、他企業で働いた経験もないので、行なっている仕事自体が当然のことのように思えたからかもしれません。<br />　ですから、がむしゃらに働いてきたという意識が自分にないんですよ。言葉で表しようがないんですが、自然と「当然のことのように仕事をしてきた」という感じです。</p><p><br />　<b>福島</b>　今の若者はマニュアル世代などといわれ、いわれたことはやるが、教えてくれないことはできなくて当然、という風潮が強いように感じます。そういう中では、一宮社長の仕事観はやや異質に映るかもしれませんね。<br />　<span style="color: rgb(0, 0, 255);"><b>一宮</b></span>　だからこそ、大事なのが企業理念なんです。企業理念というのは、創業者が頭で考えて「こういう会社にしたい」ということで生まれたものではなく、日常的な活動の中で行なってきたことを、言葉に置き変えたものだと思います。<br />　ありふれた言葉ですよね。「創造と挑戦」にしても「感謝と信頼」にしても。でも、なぜこれを大事にするかというと、我われが実際にやってきたことだからです。だから、大事にしたい。机の上の哲学じゃないんです。</p><p><br />　<b>福島</b>　ただ、トップが代替わりし、組織が大きくなる過程で、だんだん創業者の思いから離れていく面があります。そうなると、やはり&hellip;&hellip;。<br />　<span style="color: rgb(0, 0, 255);"><b>一宮</b></span>　これを引き継ぎ続ける会社にすることが大事なんです。我われがいなくなった後、どうなるか。永続性のある企業として育て上げていくことが大事なことだと思います。</p><p><br />　<b>福島</b>　常にベンチャーであり続けると。<br />　<span style="color: rgb(0, 0, 255);"><b>一宮</b></span>　それがなくなったらダメですね。　　　　　　　　   （敬称略）</p><p><br /> &nbsp;</p><div style="padding: 5px; background-color: rgb(204, 255, 255);"><span class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline;"><img height="180" width="120" alt="ヤマダ電機/一宮社長" src="http://www.shanimu.com/fukushima/img/fukushima25_03.jpg" class="mt-image-left" style="margin: 0pt 20px 20px 0pt; float: left;" /></span> <p><b>○一宮忠男</b>（いちみや・ただお）氏<br /> 　1955年8月、宮崎県生まれ。1980年、創価大学法学部卒業。1983年にヤマダ電機へ入社。1986年に取締役へ昇格し商品企画部長に就任。以後、1987年・常務取締役管理本部長、1988年・専務取締役管理本部長、1995年・取締役副社長、1996年・代表取締役副社長と昇格を続けながら、山田会長のパートナーとして活躍。2008年6月に代表取締役社長兼代表執行役員COOに就任した。</p><p>&nbsp;<br />&nbsp;</p></div> <p>&nbsp;</p><div style="padding: 5px; background-color: rgb(249, 225, 200);"><font color="red">●</font><b>インタビュー後記</b><br />　一宮社長はご自身の役割を「ヤマダ電機を超一流企業に進化させていくことだ」という決意を持ってのぞまれていますが、そのために「まず大事なのが人材育成だ」とおっしゃったのはなるほどと思いました。<br />　今や企業価値を構成する要素として、業績や財務的な数値といった有形資産だけでなく、むしろブランドやCSRへの取り組みや、人材の質といった無形資産の重要性が高まっている時代です。<br />　ヤマダ電機が真の一流企業となるためには、この無形資産の強化が欠かせないとの思いでしょう。一流の、しかも一流のベンチャーとしての歴史を積み重ねていくことができるかどうか、一宮社長の手腕に注目していきたいと思います。</div>  <p>&nbsp;</p>]]></description>
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            <pubDate>Mon, 10 Nov 2008 10:06:03 +0900</pubDate>
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            <title>特別インタビュー◎山田昇社長に問う</title>
            <description><![CDATA[<p><img height="180" width="150" style="margin: 0pt 0pt 20px 20px; float: right;" class="mt-image-right" src="../../../../../../interview/img/interview21_1.jpg" alt="山田昇社長" /></p> <p><b class="contents14"><font style="font-size: 1.5625em; line-height: 1.2;">相次ぐ行政の検査・指導を<br /> どう受け止めているのか!?<br /> </font><br /> </b><span class="contents14">大阪労働局や公正取引員会など、<br />監督官庁からの指導や検査が相次いだヤマダ電機。<br />業界最大手の不祥事だけに、マスコミ各社は一時、<br />連日のようにこの問題を取り上げた。<br />その渦中にある山田昇社長は今、<br />こうした状況をどう受け止めているのだろうか。</span></p> <p><b class="contents14"><br /> <br /> <br /> </b><b class="contents14"><font color="#ff0000">理念に向けた努力が不十分</font></b><br /> <img height="7" width="1" alt="" src="../../../../../../img/space.gif" /><br /> <b>　&minus;&minus;この上期は、ヘルパー（メーカーからの派遣スタッフ）問題に関して、監督官庁の検査や指導が相次ぎました。3月の大阪労働局（注1）、5月の公正取引委員会（注2）と、世間へのインパクトは大きかった。<br /><br /> </b><b>　</b><span style="color: rgb(51, 51, 153);"><b>山田</b></span>　まず、この件につきまして、お客様や関係者の皆様にご心配をおかけし、申し訳ありませんでした。深くお詫びいたします。<br />　ヤマダ電機は企業理念を持って経営をしており、その大きな目標の1つとして「社会貢献」を掲げています。しかし、正にそこが問われるようなことが最近、次々と起きています。そういう理念を持ちながら、社内外的に啓発するというか、そういうことに取り組む姿勢や努力。これが欠けていたことも事実なんです。<br /><br />　その反省もあり、今回はCSR室という社長直轄の部署を作って、法令遵守について今後、全社的に取り組んでいきます。今回指摘を受けた部分についても、行政からの処分を待つのではなく、考えられる範囲で、すでに改善を進めております。</p><p><br /> <b>　</b><b>&minus;&minus;ヘルパーについては、改善策を講じたようですね。LABI店は基本的に全スタッフを自前にすると。<br /><br /> </b><b>　</b><span style="color: rgb(51, 51, 153);"><b>山田</b></span>　基本的にはそうです。ただし、段階的にやらないといかんじゃないですか。既存のLABI店にはメーカーさんからの派遣スタッフとして生計を立てている方がたくさんいる。その方たちの都合を１人ずつ聞きながらやっています。一方、LABIの新店舗は最初から自前です。7月にオープンしたLABI池袋店も100%うちのスタッフです。<br /><br />　また、LABI以外の郊外店は、「派遣スタッフが必要」というメーカーさんについては話し合いの上、派遣依頼書を提出いただいています。うちから要請するということは、一切やっていません。</p> <table width="100%" cellspacing="0" cellpadding="5" border="0">     <tbody>         <tr>             <td bgcolor="#ccffff" class="contents12">注1）07年3月、大阪労働局はヤマダ電機LABI1なんば店、及び家電メーカー数社を職業安定法違反と認定し、是正指導を行なった。LABI1なんば店は、メーカーと派遣契約を結び同店に派遣されたヘルパーに対して、直接指揮命令を行なったもの。職業安定法では雇用契約や派遣契約を結んでいない労働者への業務の指揮命令を禁止している。</td>         </tr>     </tbody> </table> <p>&nbsp;</p> <table width="100%" cellspacing="0" cellpadding="5" border="0">     <tbody>         <tr>             <td bgcolor="#ccffff" class="contents12">注2）07年5月、公正取引員会はヤマダ電機に対して、家電メーカーに従業員の派遣を強要した独占禁止法違反の疑いで、本社など数カ所を立ち入り検査した。同法は、大規模小売業者が納入業者に対して、不当な理由で従業員を派遣させたり、人件費を負担させることなどを禁止している。なお現在調査中であり、`07年10月15日現在で公取委の結論は出ていない。</td>         </tr>     </tbody> </table> <p><br /> <font color="#ff0000"><b><span class="contents14">商慣習と法規制のギャップ</span></b></font><br /> <img height="7" width="1" alt="" src="../../../../../../img/space.gif" /><br /> <b>　</b><b>&minus;&minus;報道では、ヤマダがメーカーに有無をいわさず人を出させている、との論調が目立ちます。<br /><br /> </b><b>　</b><span style="color: rgb(51, 51, 153);"><b>山田</b></span>　それは一方的過ぎると思いますよ。現実問題として、「ヘルパーを受け入れてくれないとビジネスにならない」というメーカーさんもたくさんあります。ブランド力や宣伝力のないメーカーさんにとっては、店頭でいかに説明できるかが重要なポイントだからです。</p><p><br /> <b>　</b><b>&minus;&minus;確かに家電業界には昔から、ヘルパーを重要な販促策として位置づけるメーカーもあります。<br /><br /> </b><b>　</b><span style="color: rgb(51, 51, 153);"><b>山田</b></span>　 私は以前から「ヘルパーは全業界的に廃止なら廃止でいい」といってきました。競争状況が同じになるなら。だけど、そうはいっても弱いメーカーさんもあり、そういうところは人を派遣しないとやっていけない。しかし、一律に廃止したら、強いメーカーがさらに強くなる。これは消費者にとって本当にいいことなのか、ということです。この問題を棚上げにして、解決はできないと思っていました。<br /><br />　しかし、みんなが一斉にやめるのであれば、それはいいよと。個人的には、できればない方がいいとも思っていますし。</p><p><br /> <b>　</b><b>――ない方がいいとは。<br /><br /> </b><b>　</b><span style="color: rgb(51, 51, 153);"><b>山田</b></span>　 ヘルパーの管理は非常に難しいからですよ、特に現場では。職業安定法では本来、ヘルパー管理は派遣契約をしたメーカーがしなければいけない。我われは指示も命令もできない。これは現場では朝礼もできないし、挨拶のチェックもできないということです。店からすれば、こんな馬鹿な話はないんですよ。</p><p><br /> <b>　</b><b>&minus;&minus;職安法違反は、ヤマダ電機だけがクローズアップされていますが、実際にはメーカーにも是正指導が入っている。</b><b><br /><br /> </b><b>　</b><span style="color: rgb(51, 51, 153);"><b>山田</b></span>　 そうです。我われが指示命令できないことは知っていましたが、朝礼もできない、身だしなみのチェックもできないとはね。小売業なら当たり前のことじゃないですか。そこまで規制されていることは、業界の大半の人間が知らなかったと思いますよ。業界慣習として、これまでは当たり前でしたらからね。</p><p><br /> <b>　</b><b>&minus;&minus;公取委が独禁法違反の疑いを指摘した、新店準備のためのヘルパー強要についてはどう考えますか。<br /><br /> </b><b>　</b><span style="color: rgb(51, 51, 153);"><b>山田</b></span>　これも、今までの商慣習でしたから。指摘されて初めて「ああそうなんだ。新店や改装の応援も駄目なんだ」と。<br />　私の考えからすれば、設備投資して店を出し、売り場を作るわけじゃないですか。そしてメーカーさんに売り場を提供する。メーカーさんは自分たちの商品を販路拡大のため置くわけですから、普通の考え方なら、メーカーさんが積極的に棚割を取るために応援するというのは常識だと思うのですよね。「それが駄目だ」ということをいわれたわけです。</p><p><br /> <b>　</b><b>&minus;&minus;メーカーが、自社の売り場を作る分には問題がない。他社の売り場作りなどを手伝うことが問題視されています。<br /><br /> </b><b>　</b><span style="color: rgb(51, 51, 153);"><b>山田</b></span>　だけどそこは、みんなで協力してやりましょうということだと思うんですよ。例えばトラックだって各社の商品を混載してくる。その中から、自社商品だけを選別して店内に運ばなければならない。例え台車に半分ぐらいしか積んでいなくても、です。<br />　しかし、普通に考えれば台車に余裕があるのなら「申し訳ないけど、この商品も売り場まで持っていってよ」となりますよね。これは日常的な仕事ですよ、現場レベルでは。<br /><br />　ましてや棚割がきっちりできる売り場ならいいけれど、細かい売り場なんて、メーカーさんごとの作業はできませんよ。幅80㎝の1スパンが5連あるとするじゃないですか。それを、例えば10㎝間隔でメーカーさんが個別に陳列するなんて、できるわけがない。そこに納めるメーカーさんが5社あれば、その方々が相談しながら棚割をするわけです。お互いに協力し合ってきたわけですよ。<br /><br />　しかし、そういうことも違反の疑いがあるというご指摘ですから、きちんと是正しました。メーカーさんには、新店応援の労働に見合った対価をお支払いしますという契約を申し込みました。<br /><br /> <br /> <b class="contents14"><font color="#ff0000">家電業界全体への警鐘</font></b><br /> <img height="7" width="1" alt="" src="../../../../../../img/space.gif" /><br /> <b>　</b><b>&minus;&minus;慣習としてではなく、合理的な関係に変えようと。<br /><br /> </b><b>　</b><span style="color: rgb(51, 51, 153);"><b>山田</b></span>　そうです。しかし、大手10社さんはいらないといってきました。「自分たちの棚に自分たちが商品を納めるのは当たり前でしょう」と。10大メーカーさんは棚が大きいからそれができる。だけど、それができないメーカーさんは、その契約にほぼ応じてくれました。<br /><br /> <b>　</b><b>&minus;&minus;GMS業界などでは、そういうやり方が浸透しているようですね。<br /><br /> </b><b>　</b><span style="color: rgb(51, 51, 153);"><b>山田</b></span>　要するに、家電業界はそういったことが全然手つかずだったんです。今回うちのことがきっかけで、全業界的に見直そうということになっているわけです。<br /><br /> <b>　</b><b>&minus;&minus;確かにヘルパーの慣習は家電業界で何十年も続いており、ヤマダ電機以外の量販店にも派遣されている。そうした中で業界トップのヤマダ電機が追求されたことは、行政側に家電業界の慣習そのものを是正するという狙いがある、と見る関係者も少なくありません。<br /><br /> </b><b>　</b><span style="color: rgb(51, 51, 153);"><b>山田</b></span>　元々、当業界ではどこでもやっていることなんですよ。正直、何でうちだけがという気持ちもあります。だけど、敢えてそれはいいませんけどね。<br />　確かに今いわれてる問題は、全業界的なコンプライアンス上の未整備という問題でもあるんです。家電量販店業界も2年前に告示（注3）されました。これが徹底されていなかった。商慣習でずっとやってきたから、それでいいと思っていたんです。それが、いよいよ問題化したということですね、全業界的にね。<br /><br /> <b>　</b><b>&minus;&minus;ヤマダ電機は、そのスケープゴートのようなものだと。<br /><br /> </b><b>　</b><span style="color: rgb(51, 51, 153);"><b>山田</b></span>　今、行政にお願いしていることは、具体例をもって指摘してくださいということです。グレーゾーンというのは分からないんですよ。<br />　今回、私も呼ばれたんですけども「そういったことを指摘していただければ、それは直ちに改善します」と申し上げました。そして「調査については、全面的にご協力を申し上げます」といって帰ってきたわけです。<br />　今調査中ですから、あまり細かいことはいえないけれども。うちは誠意を持って協力しているということです。</p> <table width="100%" cellspacing="0" cellpadding="5" border="0">     <tbody>         <tr>             <td bgcolor="#ccffff" class="contents12">注3）05年6月、公正取引員会は「大規模小売業告示」を発表。従来は独占禁止法における「優越的地位の濫用」の監視対象ではなかった家電量販店やホームセンター、コンビニなどが、新たな監視対象として追加された。同告示では大規模小売業者が自己の業務のために、納入業者に従業員等を派遣させて使用することなどを原則として禁止している。</td>         </tr>     </tbody> </table> <p><br /> <font color="#ff0000"><b><span class="contents14">業者任せの仕組みを改善</span></b></font><br /> <img height="7" width="1" alt="" src="../../../../../../img/space.gif" /><br /> <b>　&minus;&minus;この7月には環境省・経産省から家電リサイクル法違反の厳重注意処分（注4）も出されました。<br /><br /> </b><b>　</b><span style="color: rgb(51, 51, 153);"><b>山田</b></span>　リサイクルついては従来、購入いただいた商品をお届けした際に、お客様の方に使用済み家電があれば、委託配送業者がその場で手続きをして引き取る形でした。<br /><br />　今回の件は、委託業者の一部社員が引き取った使用済み家電を個人的に流用し、指定場所へ運ばなかったんです。今年1月の社内調査で明らかになりました。さっそく関係当局に報告し、社内で徹底的に調べ直しました。不適切な処理を行なってしまったお客様にはお詫びを申し上げ、お預かりしたリサイクル料金をすべてお返ししました。<br /><br /> <b>　&minus;&minus;一部にはヤマダ電機がリサイクル料金を着服したかのような報道も見られました。</b><b><br /><br /> </b><b>　</b><span style="color: rgb(51, 51, 153);"><b>山田</b></span>　それは、まったくの誤報です。うちもある意味では被害者です。うちが着服したり横流しをした事実はまったくありません。しかし、管理責任は十分感じています。<br />　問題の内容は、リサイクル料金の受け取りや家電リサイクル券の発行を、委託会社に任せる仕組みだったことです。性善説だったんですよ。それが結果的に裏目に出たということです。<br /><br /> <b>　&minus;&minus;業者に悪意があれば、使用済み家電がなかったことにもできる仕組みだったと。</b><b><br /><br /> </b><b>　</b><span style="color: rgb(51, 51, 153);"><b>山田</b></span>　店でも管理はしていたのですが、使用済み家電に関するお客様とのやり取りは業者が顧客先で行なっており、十分に管理できなかった面がありました。<br /><br />　そこで今回、再発防止のために仕組みを全面的に見直しました。使用済み家電の引き取り手続きは、すべて店で行ないます。料金の受け取りやリサイクル券の発行を店のスタッフが行ない、配送業者とは完全に分離します。業者は引き取って、店まで運ぶだけ。万が一横流しをしても、店では毎日、発行控えと現物とをチェックしますからすぐに分かる。不正はもう絶対に起きません。<br /><br /> <b>　</b><b>&minus;&minus;使用済み家電の不適切な処理は、10月にも同業他社で起こり、過去にも行政処分を受けた家電量販店がある。そうした中で、現行の制度自体を見直すべきでは、との声も増えてきていますね。</b><b><br /><br /> </b><b>　</b><span style="color: rgb(51, 51, 153);"><b>山田</b></span>　1番いいのは（新製品価格にリサイクル料金を転嫁する）前払い方式ですよ。今、パソコンでやっているじゃないですか。リサイクル・環境問題の面からして、最適な方法だと思いますけどね。<br /><br /> <br /> <b class="contents14"><font color="#ff0000">「感謝と信頼」とは？</font></b><br /> <img height="7" width="1" alt="" src="../../../../../../img/space.gif" /><br /> <b>　&minus;&minus;企業理念に「創造と挑戦」を掲げていましたが、この夏から新たに「感謝と信頼」が加わりました。しかし、こうした理念は他社では昔から掲げている。敢えて今のタイミングで加えたというのは？</b><b><br /><br /> </b><b class="contents14"><font color="#ff0000"><img height="188" width="150" align="right" alt="山田昇社長" src="../../../../../../interview/img/interview21_2.jpg" /></font></b><b>　</b><span style="color: rgb(51, 51, 153);"><b>山田</b></span>　それはね、やっぱりいろいろな記事が出て、好き勝手に書かれたからですよ。一生懸命やってきたんだけど、何だったんだろうと。この前行政に呼ばれた時も、話したんですよ。パパママ店からここまできましたって。<br /><br />　で、何でうちはこういうふうに叩かれなきゃいけないのかと。遵法精神で努力も一生懸命してきたつもりです。確かに未成熟なところもありますよ。だけど、それは指摘いただければ直してきたと。そういうふうにしているつもりなんだけど。最近は特にひどい。そういう話をしたんですよ。それが原点ですよ。こういう考え方の。何だろうと、いったい。創造と挑戦だけじゃないよねと。<br /><br /> <b>　&minus;&minus;「感謝と信頼」の意味するところは？</b><b><br /><br /> </b><b>　</b><span style="color: rgb(51, 51, 153);"><b>山田</b></span>　 これまで座右の銘として「創造と挑戦」といってきましたが、これは目的じゃなく手段なんですね。そして冒頭申し上げたように、企業理念の中でも特に私は「社会貢献」を重視しています。より利益を高めて、納税額を増やすこと。納税することで、国や社会の発展に貢献していきます。<br /><br />　しかし、それをどうやるんだといったら、やっぱり「感謝と信頼」というものが必要だよねと。感謝と信頼を念頭にしながら、企業価値を高めて社会貢献しようという、会社としての思いを込めたんです。<br /><br />　もし、感謝と信頼がなかったら、何を持って企業価値を高めていくのか。単に合理主義でやるのかと。そうじゃないよねと。そこに人間性が介在するわけじゃないですか。相手があるわけじゃないですか。こういった考え方がないと、本物ではない。今はそういう思いでいます。<br /><br /> <b>　</b><b>&minus;&minus;具体的に「感謝と信頼」をどう経営に取り入れていくのですか。<br /><br /> </b><b>　</b><span style="color: rgb(51, 51, 153);"><b>山田</b></span>　 例えば社員教育です。私は、店長がリーダーシップをとるべき一番重要なことは「部下育成」だといっています。では、いかに部下を育成するかというと、やっぱり職場環境から作らなければいけない。職場環境を整備し、会社への「帰属意識」が生まれるようなことをやっていかないと、本当の部下育成にならない。その根底が「感謝と信頼」ですよ。やっぱり、人を中心とした企業経営をやらないといけない。<br /><br /> <b>　&minus;&minus;帰属意識とは「ヤマダで働いてよかった」とか。<br /></b><b><br /> </b><b>　</b><span style="color: rgb(51, 51, 153);"><b>山田</b></span>　「幸せを感じる」とか。それですよ。やっぱり気持ちの問題が大きい。利益を出せばいいというだけじゃない。合理主義だとか、そういったことだけではないよねと。<br /><br /> <b>　</b><b>&minus;&minus;ある意味では反省もしたと。<br /><br /> </b><b>　</b><span style="color: rgb(51, 51, 153);"><b>山田</b></span>　 一生懸命走ってきたその反省だろうなあ。これからの責任ある企業としてね。これを社員ともども共有して、やっていかなきゃならない。「創造と挑戦」は大事だけど、それだけじゃ駄目ですね。皆に感謝され、信頼されて、そして結果的に企業価値が高まって社会貢献できる。これができるようになれば、うちは永遠に安泰ですよ。<br /><br />　ちょうど今、その転換点ですね。マスコミにもいろいろ叩かれて。一連の記事は飾っておいた方がいいかもしれないな。こういう時代もあったということで。　　　   （敬称略）</p> <table width="100%" cellspacing="0" cellpadding="5" border="0">     <tbody>         <tr>             <td bgcolor="#ccffff" class="contents12">注4）07年7月、経済産業省と環境省はヤマダ電機が家電リサイクル法の引渡義務を違反したとして厳重注意処分を発表した。同社の熊谷配工センター、及び京都吉祥院店で引き取った使用済み家電約1600台が、メーカーへ引き渡されておらず、委託業者によって横流しや不法投棄などが行なわれていた。ヤマダ電機は顧客から預かったリサイクル料金を返金している。</td>         </tr>     </tbody> </table><p>&nbsp;</p>]]></description>
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            <pubDate>Sat, 10 Nov 2007 17:40:46 +0900</pubDate>
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            <title>日々進化し続ける小売業 | 07年度は新型3000坪店網を構築</title>
            <description><![CDATA[<div style="padding: 2px; background-color: rgb(255, 241, 0);"><span style="display: inline;" class="mt-enclosure mt-enclosure-image"><img height="42" width="280" style="" class="mt-image-none" src="http://www.shanimu.com/interview/img/interview-h1.gif" alt="interview-h1.gif" /></span> <font style="font-size: 1.25em;"><b><br /> </b></font></div><div style="padding: 2px; background-color: rgb(255, 241, 0);"><b><span style="font-size: large;"><font style="font-size: 1.25em;">日々進化し続ける小売業<br />07年度は新型3000坪店網を構築</font></span></b></div><div style="padding: 2px; background-color: rgb(255, 241, 0);"><br /> 07年3月期に売上高1兆4800億円以上を計画するヤマダ電機。だが、社内では中期2兆円、長期3兆円という具体的な目標を掲げ、成長にさらなる拍車をかける勢いだ。その実現に向けた戦術は「M＆Aによる規模拡大」「商品やサービスの強化」「既存店舗網の再構築」など多様だ。ここでは山田昇社長のインタビューを核に、今後の重点戦略を検証する。その第一歩として、まずは06年の家電量販店業界を振り返ってみたい。</div> <p><br /> <b><br /> <font style="font-size: 1.25em;"><font color="#b8282e">06年の家電量販店業界</font></font><br /> </b>2006年の家電量販店業界は、再編の嵐が強く吹き荒れた1年であった。特に秋以降、各社からM＆A（合併・買収）の発表が相次いだ。</p> <span style="display: inline;" class="mt-enclosure mt-enclosure-image"><a onclick="window.open('http://www.shanimu.com/interview/img/i18_chart.html','popup','width=750,height=572,scrollbars=no,resizable=no,toolbar=no,directories=no,location=no,menubar=no,status=no,left=0,top=0'); return false" href="http://www.shanimu.com/interview/img/i18_chart.html"><img height="305" width="400" style="margin: 0pt auto 20px; text-align: center; display: block;" class="mt-image-center" alt="i18_chart.gif" src="http://www.shanimu.com/interview/img/i18_chart-thumb-400x305.gif" /></a></span> <div align="center"><font color="#999999">▲クリックすると拡大画像が表示されます。</font><br /> &nbsp;</div> <p>　2006年の家電量販店業界は、再編の嵐が強く吹き荒れた1年であった。特に秋以降、各社からM＆A（合併・買収）の発表が相次いだ。<br />　まず10月にランキング10位のノジマが、真電（05年度売上高93億円）の吸収合併を発表した。75年設立の真電は、新潟に本社を構える東証2部上場の地域家電量販店で25店舗を展開している。90年代には「無借金の優良企業」との評価が高かったが、最近では営業赤字が3期連続するなど、厳しい状況だったようだ。</p><p><br />　11月に入るとランキング7位のベスト電器が、14位さくらやの子会社化を発表。さくらやは投資ファンドの支援のもとで経営再建中だが、関東における基盤を強化したいベスト電器が、新株発行を引き受け傘下入りさせることとなった。<br />　さらに11月はランキングトップのヤマダ電機と18位の正一電気が、業務資本提携を発表。2月中旬以降に、両社が出資する合弁会社「九州テックランド」を設立する。</p><p><br />　鹿児島に本社を置く正一電気は、もともとはランキング6位のギガスケーズデンキのFC加盟企業として伸びてきた。それがヤマダ電機への突然の鞍替えとあって、業界に大きなインパクトを与えた。<br />　そして、12月に入り、さらなる衝撃が走る。ランキング6位のギガスケーズデンキと9位のデンコードーの事業統合だ。具体的にはギガスケーズデンキがデンコードーを完全子会社化する。売上高は2社単純合計で5000億円を突破。これは05年度ランキングでは第4位に相当する規模。これにより家電量販店市場の大手寡占は、さらに進むことになる。<br /><br /> <b><br /> <font style="font-size: 1.25em;"><font color="#b8282e">2つの買収手法</font></font><br /> </b>　ここ数年、M＆Aというキーワードが新聞等で頻繁に取り上げられるようになった。M＆AとはMergers(合併)＆Acquisitions(買収)の略で、日本語では「企業の合併・買収」と訳される。<br />　ただし、一般的には企業全体の合併・売却だけでなく、一部営業譲渡や資本提携なども含めた、広い意味での企業提携を総称することが多い。その手法には各種あり、図はそれをまとめたものだ。</p> <span style="display: inline;" class="mt-enclosure mt-enclosure-image"><a onclick="window.open('http://www.shanimu.com/interview/img/i18_chart02.html','popup','width=750,height=272,scrollbars=no,resizable=no,toolbar=no,directories=no,location=no,menubar=no,status=no,left=0,top=0'); return false" href="http://www.shanimu.com/interview/img/i18_chart02.html"><img height="145" width="400" style="margin: 0pt auto 20px; text-align: center; display: block;" class="mt-image-center" alt="i18_chart02.gif" src="http://www.shanimu.com/interview/img/i18_chart02-thumb-400x145.gif" /></a></span> <div align="center"><font color="#999999">▲クリックすると拡大画像が表示されます。</font></div> <p><br /> 　先に紹介した家電量販店業界のM＆Aも、狙いは規模の拡大や、仕入れ・物流・宣伝等の統合による効率化など。ただし、そのために用いられた手法は各社各様だ。<br />　例えばギガスケーズデンキのデンコードー子会社化は、図では「株式取得による買収」に当たる。これは買収先企業の株式を取得することで経営権を掌握するもの。ベスト電器のさくらや子会社化も同様の手法を使っている。</p><p><br />　ただし異なるのは、子会社化する企業から取得した株式の、対価の支払い方法だ。<br />　まず、ギガスケーズデンキは「株式交換」を使っている。これは、ある会社が他社の株式を100％取得して親会社になる場合、子会社の株主から株式を譲り受け、代わりに親会社の株式を交付するもの。<br />　買収では普通、資金調達が必要だが、この手法であれば株式を交換するだけで資金調達の必要がない。買収資金がない場合や、グループ化を迅速に行なう場合などに使われる手法とされる。<br />　一方、ベスト電器のさくらや買収は「第三者割当増資による新株発行引受」が用いられている。第三者割当増資とは、特定の第三者を対象に新株を発行すること。</p><p><br />　さくらやは1100万株以上の新株を発行（増資）し、ベスト電器はこのすべてを25億円近い金額で取得。株式所有割合を40％とし、連結対象子会社とする。これをさくらやから見れば、子会社化の見返りに25億円近い資金を調達できたことになり、これを経営再建資金などに充当するものと思われる。<br /><br /> <br /> <font style="font-size: 1.25em;"><b><font color="#b8282e">「合併」と「合弁」</font></b></font><br /> <br />　これに対して「合併」という手法を使ったのがノジマと真電である。<br />　合併とは2つ以上の会社が契約により1つの会社に合同すること。各社が完全に一体となるので、企業再編手法の中では最も結合状態が強いとされる。合併には吸収合併と新設合併があり、ノジマのケースは前者だ。ノジマが存続会社となり、真電は解散することが発表されている。<br />　一方の新設合併とは合併する当事社がすべて解散し、新会社を設立すること。だが、現実には吸収合併がほとんどである。上場企業の場合、新設合併では改めて上場申請を必要とするなど、事務手続きの煩雑さが理由とされている。</p><p><br />　また、一般に「対等合併」という言葉を耳にするが、これは法律用語ではない。合併比率（被合併法人の1株に対し合併法人の株式を何株交付するかを表す比率）が1対1である合併が「対等合併」と呼ばれる。<br />　結合状態の強い合併とは反対に、グループ会社としての自由度が高い「合弁会社設立」という手法を使ったのがヤマダ電機と正一電気である。両社は共同出資で「九州テックランド」を設立。九州地区において、商圏人口10万人以上の地区はヤマダ電機、10万人以下は九州テックランドと棲み分けながら店舗展開する。<br />　ここで注目できる点は、その出資比率だ。ヤマダ電機が40％、正一電気が60％であり、ヤマダ電機と新会社の関係は子会社ではなく、持分法適用会社（議決権所有比率が20％以上50％未満の非連結子会社・関連会社で重要度の高い会社）となる。</p><p><br />　その理由をヤマダ電機では「正一電気の経営の独立自営を尊重するため」としている。M＆Aというと一般には大が小を飲み込むイメージが強いが、小の自主性を生かす手法も存在するわけだ。<br />　家電量販店業界のM＆Aは今年、さらに加速するといわれる。ここでは、「どことどこが連携するか」もさることながら、「どの手法を用いるか」が重要だ。文化の異なる企業同士が連携するだけに、迅速な結束力の実現がポイントになるからである。<br />　次章ではヤマダ電機の山田昇社長に、合弁会社設立の狙いや有効性、そして今後の重点戦略などについて語ってもらった。<br /> &nbsp;</p> <span style="display: inline;" class="mt-enclosure mt-enclosure-image"><img height="250" width="450" style="margin: 0pt auto 20px; text-align: center; display: block;" class="mt-image-center" src="http://www.shanimu.com/interview/img/i18_chart06-thumb-450x250.jpg" alt="i18_chart06.jpg" /><font style="font-size: 1.25em;"><b><font color="#b8282e">合弁会社設立の狙い</font></b></font></span> <p><span style="color: rgb(128, 0, 0);"><b>　&mdash;&mdash;ギガスケーズデンキのFCに加盟している正一電気との提携は衝撃的でした。 しかも、合弁会社設立という踏み込んだ内容ですね。</b></span><b><br />　<span style="color: rgb(0, 0, 255);">山田　</span></b>単なるFC加盟という話だったら、うちでは受けませんでしたよ。資本を40％持たせてもらい、その範囲の中においての業務提携ですね。子会社ではないけれども、持分法適用会社になる。そういう意味ではちょっと重みがあるけどね。<br /><b><span style="color: rgb(0, 0, 255);"><br /></span></b></p> <span style="display: inline;" class="mt-enclosure mt-enclosure-image"><img height="195" width="300" style="margin: 0pt 20px 20px 0pt; float: left;" class="mt-image-left" src="http://www.shanimu.com/interview/img/i18_chart05-thumb-300x195.jpg" alt="i18_chart05.jpg" /></span> <p><span style="color: rgb(128, 0, 0);"><b>　&mdash;&mdash;ヤマダが40％しか出資しないことも、珍しいケースかもしれませんね。普通ならば51％以上出資して、子会社化するパターンが多いと思いますが。</b></span><br /><br /><b>　<span style="color: rgb(0, 0, 255);">山田</span></b>　なぜそうなったのかというと、九州で正一さんは今まで、当社と競合しないよう小商圏で店舗展開していたんです。ところが、うちも10万人以下商圏への出店を開始し、そういうわけにはいかなくなった。<br />　そうなった場合、これまでのパターンだとFC本部企業に子会社化されることが多かった。しかし彼らは、自主独立の経営を貫きたいと。何か別の方法はないのかということから、「では、当社と棲み分けしましょう」となったんです。「九州の小商圏の店舗は正一さんにお任せします。うちはそれ以外の大商圏をやりましょう」と。そういう理由です。</p><p><br />　<b><span style="color: rgb(128, 0, 0);">――10万人商圏を境に両社が棲み分ける。それなら正一電気としても心強いでしょうね。</span></b><br />　<b><span style="color: rgb(0, 0, 255);">山田</span></b>　小商圏戦略というのは、手間暇がかかるんですよ。損益分岐点の問題もある。手間暇をかけてシェアを一挙に小商圏から取るということは、採算の問題が大きなリスクになるんです。そうであるならば、小商圏は任せればいい。彼らの自主独立経営を尊重し、商圏を棲み分けて共存しましょうというやり方です。</p><p>&nbsp;</p><p><span style="color: rgb(128, 0, 0);"><b>　&mdash;&mdash;世間的には、ヤマダが小を飲み込むイメージが強いようですが、実際は逆ですね。</b></span><br />　<b><span style="color: rgb(0, 0, 255);">山田</span></b>　そういうことは考えていません。いかに持続的な成長をするかが経営の目標ですから。最近では、本部企業に子会社化されるFC加盟企業の話をよく聞きますが、そうではない手法もあるということです。</p><p><br /><span style="color: rgb(128, 0, 0);"><b>　&mdash;&mdash;地域量販店の第3の道といえるかもしれませんね。</b></span><br />　<b><span style="color: rgb(0, 0, 255);">山田</span></b>　こういうやり方もあるのかと思うだろうね。今の家電業界では、皆さんが思っているんですよ、「このままじゃ駄目だ」と。かといって、じゃあFC本部に支援をあおいでお金を借りて、最後は子会社になるしかないのか。そうではない自主独立に近い道もあるということを、今度の発表でお分かりいただけたのではないかと思います。<br /><br /> <br /> <br /> <font style="font-size: 1.25em;"><b><font color="#b8282e">カー関連市場への進出</font><br /> </b></font><span style="color: rgb(128, 0, 0);"><b>　&mdash;&mdash;昨年のヤマダ電機は、商品展開の幅が急拡大した印象です。ブランド品や玩具、そしてカー用品からクルマの販売まで。こうした非家電品を、家電専門店の枠の中で、どう位置づけているのですか。</b></span><b><br />　</b><b><span style="color: rgb(0, 0, 255);">山田</span></b><b>　</b>まず、クルマ関係をいいますと、カー用品は売れています。ナビやETCなど。こうしたものを扱わないことの方が、私はおかしいと思う。同じ家電メーカーで作っていてね。しかも、車で来店されるんですよ、特に郊外店のお客様は。</p><p><br />　そうすると郊外店に、メインではないサービスであったとしても、やっぱり相談にはくるんです。車検とか、車を買う時はどうするのか、とか。その窓口を当社が設けるということは、トータルサービスソリューションとしての提案を、お客さんに提示するということです。これは専門店の仕事じゃないですか。そういう意味で、利便性という中からやっているんです。<b><br /><br /><br /><span style="color: rgb(128, 0, 0);">　&mdash;&mdash;しかし、自動車本体の販売にまで進出したのは、ちょっとした驚きでした。</span></b><b><br />　</b><b><span style="color: rgb(0, 0, 255);">山田</span></b><b>　</b>これは、全店に窓口を作っているわけじゃありません。今はlabi1だけでやっています。そこには出張サービスカーを置けるんですよ。そのニーズに応えられる。それだけのお客さんがくるから。それだけで十分サービスのコストが合うわけです。これは普通の店ではできません。そういう所でしかやらない。<br /><b><br /><br /><span style="color: rgb(128, 0, 0);">&mdash;&mdash;ITが進化し、車のネットオークションなどが発達したからこそでしょうね。今後、車の専門量販店になろうとか、そういう発想までは。</span><br />　</b><b><span style="color: rgb(0, 0, 255);">山田</span></b><b>　</b>ないですね。要は窓口にしっかりしたサポート体制があって、担当者がきちんと説明できればいいだけの話ですから。センター中心で、各店に窓口を置いているわけじゃない。各店からの情報を活用しながら、売っているんです。</p> <span style="display: inline;" class="mt-enclosure mt-enclosure-image"><img height="211" width="350" style="margin: 0pt auto 20px; text-align: center; display: block;" class="mt-image-center" src="http://www.shanimu.com/interview/img/i18_chart04-thumb-350x211.jpg" alt="i18_chart04.jpg" /></span> <p><span style="color: rgb(128, 0, 0);"><b>　&mdash;&mdash;クルマに付き物の整備、点検、車検などは、提携工場とやっていくという。</b></span><b><br /> </b><span style="color: rgb(128, 0, 0);"><b>　</b></span><b><span style="color: rgb(0, 0, 255);">山田</span></b>　そうです。提携はチェーン企業と契約していますよ。<br /><br /><br /> <span style="color: rgb(128, 0, 0);"><b>――では日本全国どこでも大丈夫 なんですか。</b></span><b><br /> </b><span style="color: rgb(128, 0, 0);"><b>　</b></span><b><span style="color: rgb(0, 0, 255);">山田</span></b>　そうです。今はうちの社員が、みんな買っています。社員だけでももう1万人以上おり、彼らのクルマ需要が、結果として当社の自動車販売事業を育成する効果にもつながっている。特に中古車は、いちいち試乗するのではなく、データを見ながら「これだ」と決める時代ですからね。<br /><br /> <br /> <font style="font-size: 1.25em;"><b><font color="#b8282e">利便性としての品揃え</font></b></font><br /> <span style="color: rgb(128, 0, 0);"><b>　&mdash;&mdash;ブランド品やギフト商品などの位置づけはどうでしょう。</b></span><b><br /> </b><span style="color: rgb(128, 0, 0);"><b>　</b></span><b><span style="color: rgb(0, 0, 255);">山田　</span></b>ポイントサービスがあるからですよ。ギフト商品などは、お客さんがポイントを使いたければ、使ってくださいということです。何もこれは、電気屋だからという意味ではありません。お客様にトータルサービスソリューションの一環として、そういった商品を付加価値として提供することを考えたんです。それが価値になるじゃないですか。これが大事ですよ。<br /><br /><span style="color: rgb(128, 0, 0);"><br /> <b>　&mdash;&mdash;ポイントサービスを行なっている以上、その利便性からの品揃えということですね。</b></span><b><br /> </b><span style="color: rgb(128, 0, 0);"><b>　</b></span><b><span style="color: rgb(0, 0, 255);">山田</span></b>　今はポイント還元をどこでもやるようになったじゃないですか。どこでもやるようになったらですよ、それに汎用性がなければ、サービスにならないじゃないですか。どうせ電気製品を買ってポイントをもらうのであれば、家電だけでなくいろいろな提案をしてくれる店にいく。当然ですよね。<br /><br /><span style="color: rgb(128, 0, 0);"><b>　&mdash;&mdash;ポイントについては当初から「使ってもらうためにやる」とおっしゃっていましたね。</b></span><b><br /></b><span style="color: rgb(128, 0, 0);"><b>　</b></span><b><span style="color: rgb(0, 0, 255);">山田</span></b>　そうです。失効率を期待してやるのではない。そのための品揃えです。しかも、ブランド品や玩具、ソフトなどと幅を広げることは、トータルサービスソリューションとしての提案になる。ただしこれは、あくまでも専門店の利便性としての品揃えです。全部やればGMSになってしまう。そういうことはしません。<br /><br /> <span style="color: rgb(128, 0, 0);"><b>　</b></span><span style="color: rgb(128, 0, 0);"><b>&mdash;&mdash;受けのサービスではなくて、どんどん提供していこうという能動的なサービスですね。ブランド品などの扱いを「ポイントを使ってもらう」という発想から始めた家電量販店はないでしょうね。そういう意味で、かなりの独創性を感じます。</b></span><b><br /> </b><span style="color: rgb(128, 0, 0);"><b>　</b></span><b><span style="color: rgb(0, 0, 255);">山田</span></b>　本当は独創じゃない。当たり前のことなんですよ。ポイントはどこでもやっている。「ポイントをもらうのはいいけれど、何に使おうか。どうせなら、できるだけ多くの商品に交換できる店で買った方がいい」と。当たり前の話ですよ。電気製品だけだったら、それこそ「もらったってしようがない。今は必要ないよ」って。当然ですよね。<br /><br /> <br /> <font style="font-size: 1.25em;"><b> <font color="#b8282e">金融サービスの展開計画 </font></b></font><br /><b>　<span style="color: rgb(128, 0, 0);">&mdash;&mdash;LABIカードとして始まった金融サービスの状況はいかがですか。</span><br /><br /> </b><span style="color: rgb(128, 0, 0);"><b>　</b></span><b><span style="color: rgb(0, 0, 255);">山田</span></b>　順調ですよ。 <br /><br /><span style="color: rgb(128, 0, 0);"><b>　</b></span><span style="color: rgb(128, 0, 0);"><b>――LABIカードに関しては、カー ドの発行主体が提携先のクレディセ ゾンということもあって、当初予想 したよりも、ヤマダ電機の収益への 貢献度が低いのではないか、という 声も聞かれます。</b></span><b><br /> </b><span style="color: rgb(128, 0, 0);"><b>　</b></span><b><span style="color: rgb(0, 0, 255);">山田</span></b>　そこはね、最初からは、やるつもりがありませんよ。金融サービスは確かに収益性が高い。しかし、一方ではバランスシートから負債が先取りされてしまう。引き当て金まで含めれば、膨大な資金が必要になります。<br />　だけど、利益という段階でいえば、ものすごく可能性があるんです。本業では苦戦しているGMSも、系列クレジット会社は利益を出しています。当社のように売上高2兆円に届こうかという小売業であれば、やらない手はないんです。特に当社には優良顧客が多いですしね。<br />　しかし、やるにしても一度にやるのか、将来のためにまずは段階的に始めるかの違いなんです。だから私は、まずやってみる。将来のために、お客様のデータを積み上げながらやっているんですよ。<br /><br /><br /> <span style="color: rgb(128, 0, 0);"><b>　&mdash;&mdash;金融サービスは、どのような計画で推進されるのですか。</b></span><b><br /> </b><span style="color: rgb(128, 0, 0);"><b>　</b></span><b><span style="color: rgb(0, 0, 255);">山田</span></b>　私は5年計画といっています。もちろん、今の利益を落とさずに始める方法もある。200億、300億と借り入れて、それを原資にすればいい。それで利益は一気に上がりますよ。<br />　だけど当社はその資金で、今は店を作らないといけないじゃないですか。そして将来、キャッシュに余裕が出てきたら、今度は金融の方へ少しずつ回し、長期的に金融サービスを伸ばしていく。この点を狙っているんです。<br /><br /><br /> <span style="color: rgb(128, 0, 0);"><b>　&mdash;&mdash;確かに理にかなってますね。中長期的な視点で広げていくという</b></span><b><br /></b><span style="color: rgb(128, 0, 0);"><b>　</b></span><b><span style="color: rgb(0, 0, 255);">山田</span></b>　これはね、今の実力においてやっているんです。それでも今順調だと申し上げたのは、会員は着実に増えていますし、利益も上げています、初年度から。それで十分じゃないですか。金融は長期的に取り組んで、体力に応じてやる。そういうビジネスだと思っています。<br /> <br /> <br /> <font style="font-size: 1.25em;"><b><font color="#b8282e">LABI1難波について</font></b></font><br /> <b>　</b><span style="color: rgb(128, 0, 0);"><b>&mdash;&mdash;昨年の秋口には、LABI1難波に関する辛口報道が新聞・雑誌等で目立ちました。これについては、どうお考えですか。</b></span><b><br />　</b><b><span style="color: rgb(0, 0, 255);">山田</span></b><b>　</b>LABI1難波については、あれをマスコミの方が駅前店だと思うから、間違った評価をするんですよ。お客さんが入っていないとか、売り上げが上がっていないとか。丸っきり駅前型大型店と同じ見方をするから、そうなってしまう。</p><p><br />　しかし、コンセプトが全然違うんです。LABI1難波は、どちらかといえば郊外型に近い。駅には、そこそこ近い分だけ、郊外型店よりはいいということだけであって、あれは本当は準郊外型店舗ですよ。</p><p><b><br /><span style="color: rgb(128, 0, 0);">　&mdash;&mdash;オープン当初、300億円ぐらいの売り上げ目標しかおっしゃらなかったんで、随分謙虚だなとは思ったのですが。</span><br />　</b><b><span style="color: rgb(0, 0, 255);">山田</span></b><b>　</b>謙虚じゃないですよ。実際その通りだから。うちが例えば、大阪駅の真ん前に店を出したとしたら、それは当然、ライバル店と同じような目標が出てくる。今春オープンする仙台店（2月）や池袋店（3月）は、正にそうですよ。ライバル店と同じぐらい売らなければ、それは笑われますよね。もしそうなった場合には、そういうふうに批判されてもいい。</p><p><br />　ただ、うちは駅前だけでなく、周辺都市でも面展開している。だから、間に合うものは駅前店舗まで行かずに、近くの店で済ませられる。駅前型のカメラ系量販店さんは、そこが拠点ですからそこしかない。そういう購買特性の違いは、数字にも出てくるとは思いますが。</p><p><b><br />　<span style="color: rgb(128, 0, 0);">&mdash;&mdash;では、難波と池袋とでは店舗も異なってくるわけですね。</span><br />　</b><b><span style="color: rgb(0, 0, 255);">山田</span></b><b>　</b>難波は準郊外店ですからね。そういうサービスをしているじゃないですか。私は最初から分かっていたから。なぜイベントホール（LABI Gate）を作ったのか。普通ならレストラン街を作ればいいじゃないですか。だけど、私はそう思ってないからイベントホールを作った。あれで家族連れが、きてくれている。最初からそういうコンセプトですよ。じゃなかったら、あんなもったいないスペースなんか作りませんよ。駐車場も最大限に確保しましたしね。<b><br /></b><b><br /><br /><span style="color: rgb(128, 0, 0);">　&mdash;&mdash;LABI1難波に関する報道を読んで感じたのは、インタビュアーと山田社長が本質的なところでかみ合っていないということです。</span><br />　</b><b><span style="color: rgb(0, 0, 255);">山田</span></b><b>　</b>そうですよ。もう決めつけているんですから。今までの駅前大型店とは違うと。しかし、LABI1難波には、駅前型店と違って多くのお客様が車で来店される。だから、店にいる滞留時間も長いわけです。どうせきたのだから、ということで。</p><p><br />　せかせかと目的のものだけを買って通過するお客様は少ない。しかも、身障者の方や家族連れの方が多いんです。だから、通路を広くとって、回遊性もよくする。そうなると駅前大型型店とは異なった売り場になって当然なんですね。コンセプトが違いますから。<br /><br /> <br /> <br /> <b><font style="font-size: 1.25em;"><font color="#b8282e">30万商圏店舗の強化</font></font></b><br /> <span style="color: rgb(128, 0, 0);"><b>　&mdash;&mdash;今後は難波のような準郊外型店舗の展開も考えていますか。</b></span><b><br />　</b><b><span style="color: rgb(0, 0, 255);">山田</span></b><b>　</b>いや、今後はね、30万商圏の郊外型レギュラー店の強化ですね。<br />　これまでの当社は、30万人口を1つの商圏単位として、優先的に出店してきましたよね。この店舗展開は都内を別とすれば、ある意味で限界に近づきつつある。自社競合する状況も目立ってきています。</p><p><br />　ですから今後は、これを見越した中でのスクラップ＆ビルドを中心とした展開になるでしょうね。特に初期の30万商圏店舗には、450〜500坪クラスの店がまだ残っている。まずは、このスクラップ＆ビルドから展開することになると思います。</p><p><br />　では、どういう店をビルドするのかですよね。来期からは3000坪の売り場をビルドしていくという構想ですね、今考えているのは。その店での品揃えを含めたサービスは、どうするか。<br />　今、その実験をやっています。まだ、皆さんには見えないかもしれないけれど、やっているんです。その店舗では100億円ぐらいが売り上げ目標ですね。そういう店舗ネットワークを構築していけば、当社はまた1つ上のステージに上がっていけると考えています。<b><br /></b><b><br /><br /><span style="color: rgb(128, 0, 0);">　&mdash;&mdash;主力の既存店舗網を大幅に強化するわけですね。</span><br />　</b><b><span style="color: rgb(0, 0, 255);">山田</span></b><b>　</b>30万商圏への出店を優先的にやってきましたが、時間の経過と共に初期の500坪店舗の競争力は、落ちてくるじゃないですか。他社が、後から大型店をどんどん出してきていますしね。<br />　だから今うちは、ちょうど見直しの時期にきているわけです。<br />　都市型は都市型、10万以下商圏は10万以下商圏と、それぞれに手を打っていますが、今は30万商圏店舗についての見直しという時期。それを今後どうするか、という転換の時期なんです。</p><p><b><br /><span style="color: rgb(128, 0, 0);">　&mdash;&mdash;売り上げが1兆円を超え、2兆円が見えてきたといっても、一息つく時間はない。</span><br />　</b><b><span style="color: rgb(0, 0, 255);">山田</span></b><b>　</b>小売業というのはね、店舗というのはね、日々進化しているんですよ。私が73年に創業した時のマーケット規模は、3兆円しかなかった。その当時、秋葉原電気街は3000億円市場といわれていた。シェア10％といっていた時代ですよ。</p><p><br />　それが今や12兆円以上ある。それだけ品揃えも変化している。だから当然、店だって変化していかなきゃいけない。ただしGMSとは違って、専門店としてですよ。その限界はありますけどね。そういう品揃えの変化ということと、商圏ごとにそれら商品をどう設定し、どう店を作っていくかということが、当然あるわけですよ。小さな店から大都市型の店舗までね。</p><p><span style="color: rgb(128, 0, 0);"><b><br />　&mdash;&mdash;確かに90年代にイメージしていた家電量販店と今とでは、隔世の感がありますね。</b></span><b><br />　</b><b><span style="color: rgb(0, 0, 255);">山田</span></b><b>　</b>日々進化しているんです。うちは、それぞれ色々とやっていますよ。まあ見ていてください。どういうふうに流通業が変化していくのか、分かりませんけど。少なくとも遅れないように、私はやろうと思っているんですよね。 （敬称略）</p> <span style="display: inline;" class="mt-enclosure mt-enclosure-image"><p style="text-align: center;"><img height="178" width="300" style="margin: 0pt auto 20px; text-align: center; display: block;" class="mt-image-center" alt="i18_chart03.jpg" src="http://www.shanimu.com/interview/img/i18_chart03-thumb-300x178.jpg" /><br /><span style="color: rgb(128, 128, 128);">昨年秋にオープンしたJR中野駅前（東京）のモバイル専門ショップ「テックサイト」。<br />こちらも新業態として注目できる。</span></p></form> <p>&nbsp;</p>]]></description>
            <link>http://www.shanimu.com/interview/no18.html</link>
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            <pubDate>Tue, 30 Jan 2007 21:53:55 +0900</pubDate>
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            <title>同じものを売って独走する！断トツの公式！～Part5</title>
            <description><![CDATA[<p><img height="353" width="450" alt="yamada_dokusou.jpg" src="http://www.shanimu.com/interview/img/yamada_dokusou.jpg" class="mt-image-center" style="margin: 0pt auto 20px; text-align: center; display: block;" /></p> <span class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline;"><p><a href="http://www.shanimu.com/interview/no14.html"><span style="color: rgb(0, 0, 0);">P A R T 1 　家電量販店業界の優勝劣敗</span></a><span style="color: rgb(0, 0, 0);"><br />     </span><a href="http://www.shanimu.com/interview/no14-2.html"><span style="color: rgb(0, 0, 0);">P A R T 2 　ヤマダとコジマの分析比較</span></a><span style="color: rgb(0, 0, 0);"><br />     </span><a href="http://www.shanimu.com/interview/no14-3.html"><span style="color: rgb(0, 0, 0);">P A R T 3 　ヤマダの1㎡販･管費の軌跡</span></a><span style="color: rgb(0, 0, 0);"><br />     </span><a href="http://www.shanimu.com/interview/no14-4.html"><span style="color: rgb(0, 0, 0);">P A R T 4 　山田昇社長インタビュー</span></a><span style="color: rgb(0, 0, 0);"><br />     </span><span style="color: rgb(255, 102, 0);"><b>P A R T 5 　販･管費の有効活用法</b></span></p>     <p><b><span style="color: rgb(204, 0, 0);"><span style="font-size: large;"><b>◇P A R T 5 販･管費の有効活用法</b></span></span><br /> </b> 「もっとも正しい節税講座⑧」<b><br /> <span style="font-size: x-large; line-height: 1.2;"><b>自社の繁栄と節税を両立<br />人件費をかけた経営</b></span> <br /> </b>(株)経営サポートステーション代表取締役税理士・行政書士 井上一生<br /> <br /> 　この原稿を書いている今は、12月に入ったばかり。12月決算の弊社は、決算対策がちょうど終わったところだ。生々しい決算対策の弊社の実例と、その裏側の私の考え方を紹介しよう（私の肩書きは税理士だが、その前に企業経営者であることを信条としている。縦に書いてある税法条文を横に書き換える程度の話はよしとしていない）。</p><p><br />　弊社では決算を前にして、各現場が期中の試算表作成や経営分析を行なう。<br />　①対売上高の、仕入等の原価コントロールすること<br />　②原価を引いた後、対粗利益の人件費の割合をコントロールすること<br />　③それ以外の変動費をコントロールすること</p><p><br />　プロの経営者は、在るべき粗利益率、労働分配率をイメージして決算書のプロポーションをデザインするだろう。イメージが成功して、期末に一連の決算処理をした後、利益がたっぷり出たとする。<br />　ここで中小零細企業の経営者は、ほくそ笑めばいいのだ。今年もゲームに勝ったと。そして勝った記録を残す。本来、どれだけ当社が高利益体質なのかを記録する。もちろん銀行に自慢するためにだ。「弊社は本来こんなに儲かるのだけど、税金という経費（あえて経費と見る）を選択せず、決算対策でこれだけ将来投資をしたのだ」と自慢するのだ。<br /><br /> <span style="font-size: larger;"><br /> <b><br />決算対策の第一の柱は社員に報いること</b></span><br /> 　大きな懸案がなければ決算対策は原則として、決算賞与で分配する。いつ巨大な変化がきて、赤字になるかもしれない。企業とは脆弱で如何につぶれやすいか！　期中は厳しく人件費をコントロールし、利益を常に確保しておく。ところが、いったん決算でしっかり利益が出たら、決算賞与を出すべきだと私は思う。<br />　それは、「会社はうまくいけばたっぷりご褒美をくれる。しかし赤字になったら決算賞与はない」と社員に思わせる方がいいからだ。決算賞与は、利益がなければ払えない。実は決算賞与は会社を守るための最大のクッションなのだ。</p><p><br />　こんなことをいうと「そんなに人件費を払ったら、労働分配率が高くなり、悪い会社に見られる」と思う経営者もいるだろう。この連載は上場企業の経営者のために書いているわけでない。株主総会はどんなに緊張する儀式なのかを知らない社長のための記事だ。非上場の会社の社長が怖いのは、<br />　①取引先（得意先）<br />　②金融機関<br />　③税務署&mdash;&mdash;の順だろう。</p><p><br />　業種によっては、毎年の決算書の提出を要求する大企業の得意先もある。利益が出ていれば、即値下げ要求になる。<br />　②の金融機関以外は、「弊社は儲からない会社だ」と決算書に書かれていた方が実は都合がよい。決算書が黒字でさえあれば、金融機関には、いかに決算対策で弊社が上手に節税したかを教えればいい。自らの成績として融資を実行したい銀行担当は融資の審査稟議書にその話を詳細に書くだろう。期中は、経営の本来リスクから会社を守る。期末になったら、得意先や税務署から自社を守る。だから決算対策は重要なのだ。</p></form>  <span class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline;"><p style="text-align: center;"><img height="170" width="320" alt="intervew_no14chart08.jpg" src="http://www.shanimu.com/interview/img/intervew_no14chart08.jpg" class="mt-image-center" style="margin: 0pt auto 20px; text-align: center; display: block;" /><span style="color: rgb(128, 128, 128);">※業務効率を高める複合機や社員の体を癒すマッサージ器の購入は、<br />前向きな節税対策としても有効だ。</span></p></form><p><br /> <br /> <span style="font-size: larger;"><b>人件費率が高い会社は 悪い会社なのか!?</b></span><br /> 　以前、銀座の高級クラブの経営指導を検討したが、その際、権威ある経営分析データベース資料を読んでびっくりしたことがある。黒字の接客業のデータと赤字の接客業のデータで、決定的に違っていた数値があったのだ。それは労働分配率だ。</p><p><br />　黒字の店は、人件費を多めに払っているのだ。なるほどと思った。接客業は、女性に客がつく。よい女性を集めれば、よい客を連れてくると、銀座のママはいっていた。「人件費が高いこと＝即利益が出ない」と結論付けるのは、嘘なのだ。人の能力で差が生まれる業種は、いい人を集めた方がいいに決まっている。<br />　期中はコントロールしてほどほどの給料。決算対策で、意識的に業界水準より高い給料を、いてほしい人には特に多めに払える仕掛けをしておくことが、結果的にいい人が残り、会社や社長のためになる。</p><p><br />　ただし、決算賞与は慣れてきてしまう。そこで福利厚生という別の報酬を用意する方法もある。<br />　例えば、医療の実費補償をしてくれる損害保険だ。実は、私は先日、眼の病気で一週間ほど個室に入院した。つくづく医療費のリスクは、保険でヘッジしなければならないと感じた。いわゆる「入院一日いくら払います」の保険ではなく、医療の実費補償をしてくれるタイプだ。</p><p><br />　富士火災に「みんなの健保」という新しい損害保険商品がある。弊社も在社5年以上かつ年齢満40才以上であれば、パート、正社員の分け隔てをせず全員加入させた。入院したら制限はあるが個室差額代も補償してくれる。また医療の専門スタッフが２４時間相談に乗ってくれて、専門医の紹介もしてくれるサービスもある。</p><p><br />　また、過日はヤマダ電機で、定価50万円ぐらいの高級マッサージ器を、30万円を割る価格で購入した。女性が半数の弊社。肩こりのスタッフは入荷を心待ちにしている。しかも、この3月までは30万円までの一括償却が可能だ。少々場所をとるが、これはよい決算対策だと思う。</p><p><br /><br /> <br /> <span style="font-size: larger;"><b>人件費よりもはるかに安いオフィス機器への投資</b></span><br /> 　来期に発生するであろう経費を、先取りすることが大事な決算対策である。弊社は増員もあるのでノートパソコンを11台とプリンターを4台を注文した。<br />　これらの中で特によかったのは、ブラザー製のA4プリンター。ネットワーク標準対応であり、結果として非常に安価だ。また、コピー複合機も購入した。A4プリンターは、４人の机の真ん中ごとに配置する。コピー機は、おおむねオフィスの四隅に配置している。<br />　弊社は社員40人余りでプリンターは15台ある。出力を取りにウロウロしたり、繁忙期のコピーやプリント待ちは愚かなことだ。人件費に換算すれば、文句もいわず、暇なら黙って待っていてくれる機材投資など安いものだ。<br />　パソコンからの出力帳票が私たちの製品である。その肝心のプリンターが業務効率低下のボトルネックだとは、社員には絶対にいわせない。繰り返すが一番高いコストは、人件費なのである。</p><p>&nbsp;</p><p style="text-align: center;">&lt;&lt;　<a href="http://www.shanimu.com/interview/no14.html">Part1</a> | <a href="http://www.shanimu.com/interview/no14-2.html">Part2</a> | <a href="http://www.shanimu.com/interview/no14-3.html">Part3</a> | <a href="http://www.shanimu.com/interview/no14-4.html">Part4</a> | Part5　&gt;&gt;</p><p style="text-align: center;"><a href="http://www.shanimu.com/interview/">記事一覧に戻る</a></p>]]></description>
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            <pubDate>Fri, 20 Jan 2006 21:05:51 +0900</pubDate>
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            <title>同じものを売って独走する！断トツの公式！～Part4</title>
            <description><![CDATA[<p><img height="353" width="450" style="margin: 0pt auto 20px; text-align: center; display: block;" class="mt-image-center" src="http://www.shanimu.com/interview/img/yamada_dokusou.jpg" alt="yamada_dokusou.jpg" /></p> <span style="display: inline;" class="mt-enclosure mt-enclosure-image"><p><a href="http://www.shanimu.com/interview/no14.html"><span style="color: rgb(0, 0, 0);">P A R T 1 　家電量販店業界の優勝劣敗</span></a><span style="color: rgb(0, 0, 0);"><br />     </span><a href="http://www.shanimu.com/interview/no14-2.html"><span style="color: rgb(0, 0, 0);">P A R T 2 　ヤマダとコジマの分析比較</span></a><span style="color: rgb(0, 0, 0);"><br />     </span><a href="http://www.shanimu.com/interview/no14-3.html"><span style="color: rgb(0, 0, 0);">P A R T 3 　ヤマダの1㎡販･管費の軌跡</span></a><span style="color: rgb(0, 0, 0);"><br />     </span><span style="color: rgb(255, 102, 0);"><b>P A R T 4 　山田昇社長インタビュー</b></span><span style="color: rgb(0, 0, 0);"><br />     </span><a href="http://www.shanimu.com/interview/no14-5.html"><span style="color: rgb(0, 0, 0);">P A R T 5 　販･管費の有効活用法</span></a></p>     <p><b><br /> </b><span style="color: rgb(204, 0, 0);"><span style="font-size: large; line-height: 1.2;"><b>◇P A R T 4 山田昇社長インタビュー</b></span></span><br /> 写真◎乾　芳江<br /> <span style="font-size: x-large; line-height: 1.2;"><b>利益創出こそNo.1企業の社会的責任<br />雇用し、納税し、経済を活性化する</b></span></p><p><br /> <br /> <span style="font-size: larger;"><span style="color: rgb(204, 0, 0);"><b>業界No.1企業の社会的な責任</b></span></span> <span style="display: inline;" class="mt-enclosure mt-enclosure-image"><p><img height="121" width="161" style="margin: 0pt 0pt 20px 20px; float: right;" class="mt-image-right" src="../../../../../../interview/img/interview_no14chart06.gif" alt="interview_no14chart06.gif" /><span style="display: inline;" class="mt-enclosure mt-enclosure-image"><b>　</b></span><span style="color: rgb(51, 51, 153);"><b>山田</b></span><span style="display: inline;" class="mt-enclosure mt-enclosure-image">　</span>最近よく思うのだけど、当社ぐらいの規模になると社会的な責任があるんですよ。社会的な責任とは何かというと、利益を出さなきゃいかんということです。利益を出すことは社会貢献ですよ、税金という形のね。それを最近、強く思っています。安く売るだけでは、誰も潤わない。<br /><br />     <b>　&mdash;&mdash;利益を出せば、また店が出せて雇用が増えるという循環ですね。 <br />     </b><span style="display: inline;" class="mt-enclosure mt-enclosure-image"><b>　</b></span><span style="display: inline;" class="mt-enclosure mt-enclosure-image"><span style="color: rgb(51, 51, 153);"><b>山田</b></span></span><span style="display: inline;" class="mt-enclosure mt-enclosure-image">　</span>経営の目標はそっちですよ。一方では闘いながらね。</p><p><br />     <b>　&mdash;&mdash;　いつ頃から意識されたのですか？</b> <br />     <span style="display: inline;" class="mt-enclosure mt-enclosure-image"><b>　</b></span><span style="display: inline;" class="mt-enclosure mt-enclosure-image"><span style="color: rgb(51, 51, 153);"><b>山田</b></span></span>　行政の方と話すと、必ずいわれるんです。「ヤマダさん、利益を出してください」と。やっぱりそうだよなと、思うじゃないですか。仮に売上高が2兆円として、利益率が5％だったら1000億円。そこから税金を納めるという循環を継続しない限り、業界は発展しないし、経済も止まる。そういう意味での、責任の重さですね。</p><p><br />     <b>　&mdash;&mdash;　家電は生活必需品。その供給がスムーズでないと、暮らしにくくなるという側面もありますね。 <br />     </b><span style="display: inline;" class="mt-enclosure mt-enclosure-image"><b>　</b></span><span class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline;"><span style="color: rgb(51, 51, 153);"><b>山田</b></span></span><span style="display: inline;" class="mt-enclosure mt-enclosure-image">　</span>メーカーさんと消費者の仲立ちをするというサービス、これも大事だよ、確かに。ただ、それだけでは国は栄えない。やっぱりトップ企業としての社会的な責任ですよ。トップ企業というのは、どこの業界でも利益が上がっているじゃないですか。</p><p><br />     <b>　&mdash;&mdash;　車ならトヨタ、電機ならGEですかね。<br />     </b><span style="display: inline;" class="mt-enclosure mt-enclosure-image"><b>　</b></span><span class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline;"><span style="color: rgb(51, 51, 153);"><b>山田</b></span></span><span style="display: inline;" class="mt-enclosure mt-enclosure-image"><span style="display: inline;" class="mt-enclosure mt-enclosure-image">　</span></span>そういう目標でなくちゃ、業界が潰れますよ。ただ価格だけの闘いをやっていて、じゃあ、いつヤマダが潰れてもいいのかということになってしまう。後はお客のことも知らないよ。従業員のことも、投資家のことも知らないよ、というわけにはいかないでしょう。やはり経営を持続的に成長させていくこと。これが必要なんです。</p><p><br />     <b>　&mdash;&mdash;　トップ企業となった以上、儲かればいいという発想ではなく、何のために経営するかということですね。 <br />     </b><span style="display: inline;" class="mt-enclosure mt-enclosure-image"><b>　</b></span><span style="display: inline;" class="mt-enclosure mt-enclosure-image"><span style="color: rgb(51, 51, 153);"><b>山田</b></span></span><span style="display: inline;" class="mt-enclosure mt-enclosure-image"><span style="display: inline;" class="mt-enclosure mt-enclosure-image"><span style="display: inline;" class="mt-enclosure mt-enclosure-image">　</span></span></span>ものすごく大事なことですよ。どんな業種でも同じだと思うよ。例えばダイエーさんが潰れたよね。GMS（ゼネラル・マーチャンダイズ・ストア）の№1が。あれは不幸ですよ、社会的に。再建のために税金まで投入したのだから。そうしては、いけないじゃないですか、№１はね。2番手、3番手なら、そんなことは考えないでしょうけどね。</p><p><br />     <b>　&mdash;&mdash;　その考えが社会に浸透した時にブランドになるのでは <br />     </b><span style="display: inline;" class="mt-enclosure mt-enclosure-image"><b>　</b></span><span style="display: inline;" class="mt-enclosure mt-enclosure-image"><span style="color: rgb(51, 51, 153);"><b>山田</b></span></span><span style="display: inline;" class="mt-enclosure mt-enclosure-image"><span style="display: inline;" class="mt-enclosure mt-enclosure-image"><span style="display: inline;" class="mt-enclosure mt-enclosure-image"><span style="display: inline;" class="mt-enclosure mt-enclosure-image">　</span></span></span></span>そうでしょうね。全産業の№１企業のトップの方は、皆さんそう思っておられますよ、多分。</p><p>&nbsp;</p><p><b><br />     <br />     <span style="font-size: larger;"><span style="color: rgb(204, 0, 0);"><b>新たな収益源はコンテンツビジネス<br /></b></span></span><br />     </b> <b>　&mdash;&mdash;　山田社長は最近、コンテツビジネスということを盛んに仰っています。物販による売買差益以外のビジネスと解釈しているのですが。 <br />     </b><span style="display: inline;" class="mt-enclosure mt-enclosure-image"><b>　</b></span><span style="display: inline;" class="mt-enclosure mt-enclosure-image"><span style="color: rgb(51, 51, 153);"><b>山田</b></span></span><span style="display: inline;" class="mt-enclosure mt-enclosure-image"><span style="display: inline;" class="mt-enclosure mt-enclosure-image"><span style="display: inline;" class="mt-enclosure mt-enclosure-image"><span style="display: inline;" class="mt-enclosure mt-enclosure-image"><span style="display: inline;" class="mt-enclosure mt-enclosure-image">　</span></span></span></span></span>それが最近の収益を押し上げている。これは1-2年では絶対にできない。10年でようやくです。</p><p><br />     <b>――　きっかけは94年度に始まっ た長期保証「The安心」ですか。 <br />     </b><span style="display: inline;" class="mt-enclosure mt-enclosure-image"><b>　</b></span><span style="display: inline;" class="mt-enclosure mt-enclosure-image"><span style="color: rgb(51, 51, 153);"><b>山田</b></span></span><span style="display: inline;" class="mt-enclosure mt-enclosure-image"><span style="display: inline;" class="mt-enclosure mt-enclosure-image"><span style="display: inline;" class="mt-enclosure mt-enclosure-image"><span style="display: inline;" class="mt-enclosure mt-enclosure-image"><span style="display: inline;" class="mt-enclosure mt-enclosure-image">　</span></span></span></span></span>当時は、とにかく競合に負けないようにと、商品をかき集めて安く売っていましたが、一方では「このままでは駄目だ」と思ったよね。売買差益以外で利益を生む仕組みを作らなければ、ということでThe安心をスタート。10年経ってようやく手応えが出てきました。<br />&nbsp;<br />     <b>　&mdash;&mdash;　94年当時はローコスト経営を徹底しながらも、これだけでは儲からないということを肌で感じていたわけですか。<br />     </b><span style="display: inline;" class="mt-enclosure mt-enclosure-image"><b>　</b></span><span style="display: inline;" class="mt-enclosure mt-enclosure-image"><span style="color: rgb(51, 51, 153);"><b>山田</b></span></span><span style="display: inline;" class="mt-enclosure mt-enclosure-image"><span style="display: inline;" class="mt-enclosure mt-enclosure-image"><span style="display: inline;" class="mt-enclosure mt-enclosure-image"><span style="display: inline;" class="mt-enclosure mt-enclosure-image"><span style="display: inline;" class="mt-enclosure mt-enclosure-image">　</span></span></span></span></span>これは一つの例ですよ、サービスを商品化して、収益を上げるという考え方の。今の当社には全国ネットのインフラがある。インフラというのは店舗、人、物流、宣伝など。これを基盤に、売買差益以外の新しいビジネスに取り組んでいる。ネットワークが充実すればするほど、効果が出てきます。これを私は間接的な利益と呼んでいる。</p><p><br />     <b>　&mdash;&mdash;　物流も第4次計画まできているそうですが、最終的に何を目指しているのですか。<br />     </b><span style="display: inline;" class="mt-enclosure mt-enclosure-image"><b>　</b></span><span style="display: inline;" class="mt-enclosure mt-enclosure-image"><span style="color: rgb(51, 51, 153);"><b>山田</b></span></span><span style="display: inline;" class="mt-enclosure mt-enclosure-image"><span style="display: inline;" class="mt-enclosure mt-enclosure-image"><span style="display: inline;" class="mt-enclosure mt-enclosure-image"><span style="display: inline;" class="mt-enclosure mt-enclosure-image"><span style="display: inline;" class="mt-enclosure mt-enclosure-image">　</span></span></span></span></span>最適条件です。例えば、今まで30万人口ごとの店舗網を作ってきた。店毎に在庫を置き、配送などの拠点サービスやっていたわけです。しかし、今はもっときめ細かな商圏設定の店舗網に変わってきた。そうなると、在庫を一店一店持つ必要はないじゃないですか。</p><p><br />     <b>　&mdash;&mdash;　多頻度少量物流ですね。<br />     </b><span style="display: inline;" class="mt-enclosure mt-enclosure-image"><b>　</b></span><span style="display: inline;" class="mt-enclosure mt-enclosure-image"><span style="color: rgb(51, 51, 153);"><b>山田</b></span></span><span style="display: inline;" class="mt-enclosure mt-enclosure-image"><span style="display: inline;" class="mt-enclosure mt-enclosure-image"><span style="display: inline;" class="mt-enclosure mt-enclosure-image"><span style="display: inline;" class="mt-enclosure mt-enclosure-image"><span style="display: inline;" class="mt-enclosure mt-enclosure-image">　</span></span></span></span></span>そう。しかも最近は、お客様に時間帯サービスで商品が届くようになっている。このシステムを応用して、例えばエアコンの即日工事については、標準工事代にプラスの料金をいただくとかね。そういうふうに進化しているんですよ。</p><p><br /><b>　&mdash;&mdash;　即日工事にも対応できる体制を敷き、そういった付加価値については、それに見合う料金を設定するわけですね。<br /></b><span style="display: inline;" class="mt-enclosure mt-enclosure-image"><b>　</b></span><span style="display: inline;" class="mt-enclosure mt-enclosure-image"><span style="color: rgb(51, 51, 153);"><b>山田</b></span></span><span style="display: inline;" class="mt-enclosure mt-enclosure-image"><span style="display: inline;" class="mt-enclosure mt-enclosure-image"><span style="display: inline;" class="mt-enclosure mt-enclosure-image"><span style="display: inline;" class="mt-enclosure mt-enclosure-image"><span style="display: inline;" class="mt-enclosure mt-enclosure-image">　</span></span></span></span></span>そういうサービスを望むお客様もいるんです。そういう方のために、コストをかけて体制を整備することが重要なんです。</p><p><br />     <b>　&mdash;&mdash;　コンテンツビジネスが広がれば広がるほど、顧客サービスが充実し、利益も増える。<br />     </b><span style="display: inline;" class="mt-enclosure mt-enclosure-image"><b>　</b></span><span style="display: inline;" class="mt-enclosure mt-enclosure-image"><span style="color: rgb(51, 51, 153);"><b>山田</b></span></span><span style="display: inline;" class="mt-enclosure mt-enclosure-image"><span style="display: inline;" class="mt-enclosure mt-enclosure-image"><span style="display: inline;" class="mt-enclosure mt-enclosure-image"><span style="display: inline;" class="mt-enclosure mt-enclosure-image"><span style="display: inline;" class="mt-enclosure mt-enclosure-image">　</span></span></span></span></span>そうです。例えば子会社のクライムエンターテイメントでは、ロックバンド(スワンプ・デルタ・ロックカフェ）を育てています。うちには全店にソフトコーナーがあるから、そこで売ることができるということでね。</p><p><br />     <b>　&mdash;&mdash;　彼らはヤマダのテレビCMにも出ていますね。<br />     </b><span style="display: inline;" class="mt-enclosure mt-enclosure-image"><b>　</b></span><span style="display: inline;" class="mt-enclosure mt-enclosure-image"><span style="color: rgb(51, 51, 153);"><b>山 田</b></span></span><span style="display: inline;" class="mt-enclosure mt-enclosure-image"><span style="display: inline;" class="mt-enclosure mt-enclosure-image"><span style="display: inline;" class="mt-enclosure mt-enclosure-image"><span style="display: inline;" class="mt-enclosure mt-enclosure-image"><span style="display: inline;" class="mt-enclosure mt-enclosure-image">　</span></span></span></span></span>そういったものを、すべてビジネス化していく。いつかヒットを出せば、えらい化け物にもなるだろうと。そういう思いで、やっているわけです。</p><p><b>　&mdash;&mdash;　家電販売以外で、ヤマダの全国ネットワークが生かせる独自コンテンツの商品化ですね。</b><b> <br />     </b><span style="display: inline;" class="mt-enclosure mt-enclosure-image"><b>　</b></span><span style="display: inline;" class="mt-enclosure mt-enclosure-image"><span style="color: rgb(51, 51, 153);"><b>山田</b></span></span><span style="display: inline;" class="mt-enclosure mt-enclosure-image"><span style="display: inline;" class="mt-enclosure mt-enclosure-image"><span style="display: inline;" class="mt-enclosure mt-enclosure-image"><span style="display: inline;" class="mt-enclosure mt-enclosure-image"><span style="display: inline;" class="mt-enclosure mt-enclosure-image">　</span></span></span></span></span>そういう経営戦略テーマのプロジェクトが、今現在、20ぐらい進行している。中身はいえませんけどね。それをやらないと、絶対に利益は出ません。競争が激しくてね。</p><p>&nbsp;</p><p><b><br />     <br />     <span style="font-size: larger;"><span style="color: rgb(204, 0, 0);"><b>ポイント販促の狙いは使ってもらうこと</b></span></span><br />     </b></p>     <img height="299" width="200" alt="intervew_no14chart07.jpg" src="../../../../../../interview/img/intervew_no14chart07.jpg" class="mt-image-right" style="margin: 0pt 0pt 20px 20px; float: right;" /> <p><b>　&mdash;&mdash;　ポイント販促の進め方も、非常に独創的ですね。無料で配ったり、千趣会の商品を買えるようにしたりと。<br /> </b><span style="display: inline;" class="mt-enclosure mt-enclosure-image"><b>　</b></span><span style="display: inline;" class="mt-enclosure mt-enclosure-image"><span style="color: rgb(51, 51, 153);"><b>山田</b></span></span><span style="display: inline;" class="mt-enclosure mt-enclosure-image"><span style="display: inline;" class="mt-enclosure mt-enclosure-image"><span style="display: inline;" class="mt-enclosure mt-enclosure-image"><span style="display: inline;" class="mt-enclosure mt-enclosure-image"><span style="display: inline;" class="mt-enclosure mt-enclosure-image">　</span></span></span></span></span>ポイントをいかに利用してもらうか、ということを考えたからです。これも一つのコンテンツですよ。ポイントというと、普通は失効をあてにして、いかに使ってもらわないようにするか、ということを考えるじゃないですか。</p><p><br />　うちは逆です。使ってもらうように仕向ければ、「どうせポイントをもらうなら、ヤマダの方がいろんなものが買える」ということになる。お客さんにとっては、ものすごく利便性が高まる。そして、当社にとっても新しいビジネスチャンスが生まれるんです。<br /><br /> <b>　&mdash;&mdash;　非常に前向きですが、コスト負担も大きそうですね。 <br /> </b><span style="display: inline;" class="mt-enclosure mt-enclosure-image"><b>　</b></span><span style="display: inline;" class="mt-enclosure mt-enclosure-image"><span style="color: rgb(51, 51, 153);"><b>山田</b></span></span><span style="display: inline;" class="mt-enclosure mt-enclosure-image"><span style="display: inline;" class="mt-enclosure mt-enclosure-image"><span style="display: inline;" class="mt-enclosure mt-enclosure-image"><span style="display: inline;" class="mt-enclosure mt-enclosure-image"><span style="display: inline;" class="mt-enclosure mt-enclosure-image">　</span></span></span></span></span>ポイントを使わせず失効させて、その分利益を計上するという方法もある。しかし、それは狭い。失効がなければ、その分粗利は減ります。粗利は減るけれど、ビジネスチャンスは拡大するじゃないですか。そういう考えでやっています。</p><p><br /> <b>　&mdash;&mdash;　次の売り上げを生み出すための投資ですね。考えてみれば、ポイントを与えただけで使わせないということは、もう店にくるなといっているようなものですよね。 <br /> </b><span style="display: inline;" class="mt-enclosure mt-enclosure-image"><b>　</b></span><span style="display: inline;" class="mt-enclosure mt-enclosure-image"><span style="color: rgb(51, 51, 153);"><b>山田</b></span></span><span style="display: inline;" class="mt-enclosure mt-enclosure-image"><span style="display: inline;" class="mt-enclosure mt-enclosure-image"><span style="display: inline;" class="mt-enclosure mt-enclosure-image"><span style="display: inline;" class="mt-enclosure mt-enclosure-image"><span style="display: inline;" class="mt-enclosure mt-enclosure-image">　</span></span></span></span></span>ポイントマシンも、エンドレスですよ。年間１回でも来店いただければ、差し上げている。差し上げるということは、有効期限がないようなもの。いかに使ってもらうかという考え方でなければ、ポイントマシンなんて導入しません。</p><p><br /> <b>　&mdash;&mdash;　最初からそういう発想でポイントを導入したんですか？<br /></b><span style="display: inline;" class="mt-enclosure mt-enclosure-image"><b>　</b></span><span style="display: inline;" class="mt-enclosure mt-enclosure-image"><span style="color: rgb(51, 51, 153);"><b>山田</b></span></span><span style="display: inline;" class="mt-enclosure mt-enclosure-image"><span style="display: inline;" class="mt-enclosure mt-enclosure-image"><span style="display: inline;" class="mt-enclosure mt-enclosure-image"><span style="display: inline;" class="mt-enclosure mt-enclosure-image"><span style="display: inline;" class="mt-enclosure mt-enclosure-image">　いや、最初はそうじゃない。試行錯誤しながら、もう４年目ですよ。４年経ってようやくここまできた。ビジネスチャンスが拡大していくという目線です。そういうふうにしていけば、いろんなビジネスチャンスが出てくる。</span></span></span></span></span> <b><br /> </b></p><p><b><span style="font-size: larger;"><br /><br /> <span style="color: rgb(204, 0, 0);"><b>ＦＣ展開の真の狙いは<br /></b></span></span> <br /> </b> <b>　&mdash;&mdash;　今年はFCやM&amp;A（企業買収）を積極化すると発言されています。社長の計画では、マーケットシェアをどこまで伸ばすのですか。<br /> </b><span style="display: inline;" class="mt-enclosure mt-enclosure-image"><b>　</b></span><span style="display: inline;" class="mt-enclosure mt-enclosure-image"><span style="color: rgb(51, 51, 153);"><b>山田</b></span></span><span style="display: inline;" class="mt-enclosure mt-enclosure-image"><span style="display: inline;" class="mt-enclosure mt-enclosure-image"><span style="display: inline;" class="mt-enclosure mt-enclosure-image"><span style="display: inline;" class="mt-enclosure mt-enclosure-image"><span style="display: inline;" class="mt-enclosure mt-enclosure-image">　</span></span></span></span></span>現状で、シェアが一番高いのは地元の群馬県で40％ぐらいある。長野県も同様ですね。なぜ40％もあるかというと、やっぱりそれだけの歴史があるわけですね。<br />　ここまできた歴史的な時間があった中で、固定客が増えているから、40％も取れている。しかし、北海道から九州までを同じスタイルでは展開できない。<br />　群馬は32年の時間がかかっている。だから他のエリアは地元の方と手を組んで時間を短縮。ヤマダの今までのスタイルと合わせてシェアを取っていきます。</p><p><br /> <b>　&mdash;&mdash;　そうやって成長を続けた場合、業界はどう変わりますか。最近はメーカーの家電部門が急速に疲弊しているようですが。<br /></b><span style="display: inline;" class="mt-enclosure mt-enclosure-image"><b>　</b></span><span style="display: inline;" class="mt-enclosure mt-enclosure-image"><span style="color: rgb(51, 51, 153);"><b>山田</b></span></span><span style="display: inline;" class="mt-enclosure mt-enclosure-image"><span style="display: inline;" class="mt-enclosure mt-enclosure-image"><span style="display: inline;" class="mt-enclosure mt-enclosure-image"><span style="display: inline;" class="mt-enclosure mt-enclosure-image"><span style="display: inline;" class="mt-enclosure mt-enclosure-image">　</span></span></span></span></span>これは過当競争だから。そういった面では我われにも、その責任はあるよね。</p><p><b><br />　&mdash;&mdash;　ある意味、当事者ですよね。 <br /> </b><span style="display: inline;" class="mt-enclosure mt-enclosure-image"><b>　</b></span><span style="display: inline;" class="mt-enclosure mt-enclosure-image"><span style="color: rgb(51, 51, 153);"><b>山田</b></span></span><span style="display: inline;" class="mt-enclosure mt-enclosure-image"><span style="display: inline;" class="mt-enclosure mt-enclosure-image"><span style="display: inline;" class="mt-enclosure mt-enclosure-image"><span style="display: inline;" class="mt-enclosure mt-enclosure-image"><span style="display: inline;" class="mt-enclosure mt-enclosure-image">　</span></span></span></span></span>特にテレビは、儲かるところと儲からないところが出てきた。儲からないメーカーの中には、やりたくはないが、やらざるを得ないところもあれば、最初から諦めてやらないところもある。単価ダウンがこれだけ激しいと、ついていけないわけですよ。<br />　だから、収益力を高めながら、業界の疲弊を防ぐことも考えないと。そういう展開であれば、社会貢献とのバランスはとれる。社会貢献と業界発展。この2つを考えた中で、そうせざるを得ないのがヤマダ電機なんですよ。</p><p><br /> <b>　&mdash;&mdash;　FCといっても単なるロイヤリティ稼ぎではないぞと。<br /> </b><span style="display: inline;" class="mt-enclosure mt-enclosure-image"><b>　</b></span><span style="display: inline;" class="mt-enclosure mt-enclosure-image"><span style="color: rgb(51, 51, 153);"><b>山田</b></span></span><span style="display: inline;" class="mt-enclosure mt-enclosure-image"><span style="display: inline;" class="mt-enclosure mt-enclosure-image"><span style="display: inline;" class="mt-enclosure mt-enclosure-image"><span style="display: inline;" class="mt-enclosure mt-enclosure-image"><span style="display: inline;" class="mt-enclosure mt-enclosure-image">　</span></span></span></span></span>FCは早期にシェアをとる手段ですよ。例えば昨年11月にFCをスタートした四国でいうと、それまでの当社のシェアは15-16％ぐらいでしたが、FCの開始で一気に30％を超えますよ。<br />　直営店展開でそこまでのシェアには10年以上かかります。そんな悠長な時間はないわけですよ。しかも、シェアを一気に高めるということは、さっき話したコンテンツビジネスが移植できる。</p><p><br /> <b>　&mdash;&mdash;　店舗展開を早めれば、コンテンツビジネスの展開効率も高まるわけですね。<br /> </b><span style="display: inline;" class="mt-enclosure mt-enclosure-image"><b>　</b></span><span style="display: inline;" class="mt-enclosure mt-enclosure-image"><span style="color: rgb(51, 51, 153);"><b>山田</b></span></span><span style="display: inline;" class="mt-enclosure mt-enclosure-image"><span style="display: inline;" class="mt-enclosure mt-enclosure-image"><span style="display: inline;" class="mt-enclosure mt-enclosure-image"><span style="display: inline;" class="mt-enclosure mt-enclosure-image"><span style="display: inline;" class="mt-enclosure mt-enclosure-image">　</span></span></span></span></span>それをいっているわけです。直接的な規模の利益もあるが、それと比例してコンテンツビジネスも拡大していく。<b><br /></b></p><p><b>　&mdash;&mdash;　従来のFCの発想は加盟店からいかにロイヤルティを取るか、ですよね。そうではなく、コンテンツビジネスを拡大できれば、ヤマダ電機に自然とその利益が入ってくる。加盟店に過度の負担を強いる必要はないわけですね。<br /> </b><span style="display: inline;" class="mt-enclosure mt-enclosure-image"><b>　</b></span><span style="display: inline;" class="mt-enclosure mt-enclosure-image"><span style="color: rgb(51, 51, 153);"><b>山田</b></span></span><span style="display: inline;" class="mt-enclosure mt-enclosure-image"><span style="display: inline;" class="mt-enclosure mt-enclosure-image"><span style="display: inline;" class="mt-enclosure mt-enclosure-image"><span style="display: inline;" class="mt-enclosure mt-enclosure-image"><span style="display: inline;" class="mt-enclosure mt-enclosure-image"><span style="display: inline;" class="mt-enclosure mt-enclosure-image">　</span></span></span></span></span></span>当社の規模のメリットをいかしながら、コンテンツビジネスを一緒にやっていこうということです。また、そうすることで業界発展も実現するわけです。</p><p>&nbsp;</p><p><br /> <b><br /> <span style="font-size: larger;"><span style="color: rgb(204, 0, 0);"><b>ナショナルチェーンとして 盤石の体制を早期構築<br /></b></span></span><br /> </b> <b>　&mdash;&mdash;　ライバルのヨドバシカメラが昨年夏、秋葉原（東京）に超大型店を出し、話題になっています。ヤマダも3月に難波店（大阪）が控えていますが、ライバルの動向は気になりますか。<br /> </b><span style="display: inline;" class="mt-enclosure mt-enclosure-image"><b>　</b></span><span style="display: inline;" class="mt-enclosure mt-enclosure-image"><span style="color: rgb(51, 51, 153);"><b>山田</b></span></span><span style="display: inline;" class="mt-enclosure mt-enclosure-image"><span style="display: inline;" class="mt-enclosure mt-enclosure-image"><span style="display: inline;" class="mt-enclosure mt-enclosure-image"><span style="display: inline;" class="mt-enclosure mt-enclosure-image"><span style="display: inline;" class="mt-enclosure mt-enclosure-image">　</span></span></span></span></span>難波店は都市部のお客様へのサービスですよ。うちが唯一やっていない部分でしたから。小さな商圏の店から大きな商圏の店まで、すべてやって初めてお客様のニーズに応えられる。うちの事業目標はナショナルチェーン。大商圏店舗がなかったら中途半端ですよね。ナショナルチェーンとしての事業目標を盤石にしたいと思っているだけです。</p><p><br /> <b>　&mdash;&mdash;　大手GMSが、デパート、スーパー、コンビニと各種の業態で顧客に対応してきたようにですか。 <br /> </b><span style="display: inline;" class="mt-enclosure mt-enclosure-image"><b>　</b></span><span style="display: inline;" class="mt-enclosure mt-enclosure-image"><span style="color: rgb(51, 51, 153);"><b>山田</b></span></span><span style="display: inline;" class="mt-enclosure mt-enclosure-image"><span style="display: inline;" class="mt-enclosure mt-enclosure-image"><span style="display: inline;" class="mt-enclosure mt-enclosure-image"><span style="display: inline;" class="mt-enclosure mt-enclosure-image"><span style="display: inline;" class="mt-enclosure mt-enclosure-image">　</span></span></span></span></span>私が目指すのは、家電量販専門店という枠の中でのナショナルチェーンです。日本のGMSは、まだ確立されていないと思いますよ。一つの業態として、ナショナルチェーンとして。結局は当社とか、ドラッグストアとか、あるいはユニクロさんやしまむらさんに取られてしまったじゃないですか。<br /><br /> <b>　&mdash;&mdash;　カテゴリーキラーですね。<br /> </b><span style="display: inline;" class="mt-enclosure mt-enclosure-image"><b>　</b></span><span style="display: inline;" class="mt-enclosure mt-enclosure-image"><span style="color: rgb(51, 51, 153);"><b>山田</b></span></span><span style="display: inline;" class="mt-enclosure mt-enclosure-image"><span style="display: inline;" class="mt-enclosure mt-enclosure-image"><span style="display: inline;" class="mt-enclosure mt-enclosure-image"><span style="display: inline;" class="mt-enclosure mt-enclosure-image"><span style="display: inline;" class="mt-enclosure mt-enclosure-image">　</span></span></span></span></span>ところがウォルマートは米国で、家電でも1商品100万台という規模で発注している。こうなってくると、商品にメーカーブランドが付いているものの、製造小売業に近い。しかし、そうなりきれていない、日本のＧＭＳは。</p><p><br /> <b>　&mdash;&mdash;　総売上高が2兆円や3兆円程度では、１分野ごとの規模が小さ過ぎるわけですね。家電だったらヤマダぐらい、医薬品ならマツモトキヨシぐらい、衣料品はユニクロぐらい売る。それを結合して初めて、GMS事業が確立するわけですね。<br /> </b><span style="display: inline;" class="mt-enclosure mt-enclosure-image"><b>　</b></span><span style="display: inline;" class="mt-enclosure mt-enclosure-image"><span style="color: rgb(51, 51, 153);"><b>山田</b></span></span><span style="display: inline;" class="mt-enclosure mt-enclosure-image"><span style="display: inline;" class="mt-enclosure mt-enclosure-image"><span style="display: inline;" class="mt-enclosure mt-enclosure-image"><span style="display: inline;" class="mt-enclosure mt-enclosure-image"><span style="display: inline;" class="mt-enclosure mt-enclosure-image">　</span></span></span></span></span>それが本来でしょう。しかし、分野ごとのシェアが低いと収益性も低い。だからナショナルチェーンのGMSとしてのビジネスが確立できていないんだと思います。</p><p><br /> <b>　&mdash;&mdash;　逆にいうと、ウォルマートは米国でそれだけの規模があるから、トイザらスやサーキットシティ（全米第2位の家電店）などの専門量販店を脅かしているわけですね。<br /> </b><span style="display: inline;" class="mt-enclosure mt-enclosure-image"><b>　</b></span><span style="display: inline;" class="mt-enclosure mt-enclosure-image"><span style="color: rgb(51, 51, 153);"><b>山田</b></span></span><span style="display: inline;" class="mt-enclosure mt-enclosure-image"><span style="display: inline;" class="mt-enclosure mt-enclosure-image"><span style="display: inline;" class="mt-enclosure mt-enclosure-image"><span style="display: inline;" class="mt-enclosure mt-enclosure-image"><span style="display: inline;" class="mt-enclosure mt-enclosure-image">　</span></span></span></span></span>だから、私も意識していますよ。量を売らないといけないと。ウォルマートが今後、日本でどう展開するのかは分からない。けれども、電機製品は扱うでしょうから、彼らにない量を売らないと負けちゃいますよ。逆転されちゃいますよ。それは、意識しています。</p><p><br /> <b>　&mdash;&mdash;　そのためには家電専門量販店のナショナルチェーンとして、盤石の体制を早期に構築しようということですね。<br /> </b><span style="display: inline;" class="mt-enclosure mt-enclosure-image"><b>　</b></span><span style="display: inline;" class="mt-enclosure mt-enclosure-image"><span style="color: rgb(51, 51, 153);"><b>山田</b></span></span><span style="display: inline;" class="mt-enclosure mt-enclosure-image"><span style="display: inline;" class="mt-enclosure mt-enclosure-image"><span style="display: inline;" class="mt-enclosure mt-enclosure-image"><span style="display: inline;" class="mt-enclosure mt-enclosure-image"><span style="display: inline;" class="mt-enclosure mt-enclosure-image">　</span></span></span></span></span>私もそんなに長く社長をやれない。けれども、そんな考えの中で少なくとも、バトンタッチを確実にするためにも、私が元気なうちに見ておきたいですね。<br />　幸いにしてこの業界、廃れないじゃないですか。ということは、どこかがやるわけですよ。どこかがやるわけだから、経営を常にしっかりしていれば、潰れること自体がおかしいんです。<br />　たまたま今の時代が変革期だったから、こういうふうになっちゃったんですよね。うちは逆にいえばそれをチャンスに、うまくとらえたということ、この変革期にね。こういうことって、将来、そんなにはないと思うんです。運もよかった。そこは感謝しています。　　　（敬称略）<br /> <b><br /> </b></p></span></p></form><p>&nbsp;</p><p style="text-align: center;">&lt;&lt;　<a href="http://www.shanimu.com/interview/no14.html">Part1</a> | <a href="http://www.shanimu.com/interview/no14-2.html">Part2</a> | <a href="http://www.shanimu.com/interview/no14-3.html">Part3</a> | Part4 | <a href="http://www.shanimu.com/interview/no14-5.html">Part5</a>　&gt;&gt;</p>]]></description>
            <link>http://www.shanimu.com/interview/no14-4.html</link>
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            <pubDate>Fri, 20 Jan 2006 21:04:51 +0900</pubDate>
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            <title>同じものを売って独走する！断トツの公式！～Part3</title>
            <description><![CDATA[<p><img height="353" width="450" alt="yamada_dokusou.jpg" src="http://www.shanimu.com/interview/img/yamada_dokusou.jpg" class="mt-image-center" style="margin: 0pt auto 20px; text-align: center; display: block;" /></p> <span class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline;"><p><a href="http://www.shanimu.com/interview/no14.html"><span style="color: rgb(0, 0, 0);">P A R T 1 　家電量販店業界の優勝劣敗</span></a><span style="color: rgb(0, 0, 0);"><br />     </span><a href="http://www.shanimu.com/interview/no14-2.html"><span style="color: rgb(0, 0, 0);">P A R T 2 　ヤマダとコジマの分析比較</span></a><span style="color: rgb(0, 0, 0);"><br />     </span><span style="color: rgb(255, 102, 0);"><b>P A R T 3 　ヤマダの1㎡販･管費の軌跡</b></span><span style="color: rgb(0, 0, 0);"><br />     </span><a href="http://www.shanimu.com/interview/no14-4.html"><span style="color: rgb(0, 0, 0);">P A R T 4 　山田昇社長インタビュー</span></a><span style="color: rgb(0, 0, 0);"><br />     </span><a href="http://www.shanimu.com/interview/no14-5.html"><span style="color: rgb(0, 0, 0);">P A R T 5 　販･管費の有効活用法</span></a></p>     <p><br /> <span style="color: rgb(204, 0, 0);"><span style="font-size: large;"><b>◇P A R T 3 ヤマダの1㎡販･管費の軌跡</b></span></span><br /> <span style="font-size: x-large; line-height: 1.2;"><b>販･管費の支払い配分を変動し<br />ポイント経費の負担を軽減</b></span><br /> <br /> では、ヤマダ電機は販・管費を、どう遣ってきたのか。PART2の表3を1㎡販・管費を中心に整理すると4つのステージに分類できる（表5）。<br />・第1ステージ／89年度以前（経営改革着手前）<br />・第2ステージ／90〜94年度（改革初期）<br />・第3ステージ／95〜01年度（急成長期）<br />・第4ステージ／02年度以降（マーケットリーダー期）<br /><br /> <br /> <br /> <span style="font-size: larger;"><span style="color: rgb(204, 0, 0);"><b>環境変化への対応</b></span> </span><br /> 　第1ステージはバブル経済まっただ中。ヤマダ電機もごく平凡な地域家電量販店だった。同業他社と同様の経営を続けるだけでも成長でき、店頭公開も果たせた時代だった。<br />　ところが、ヤマダ電機にとって最初の転機訪れる。90年以降のバブル崩壊による大不況だ。従来型の商売だけでは売り上げが取れなくなってきたのである。加えてライバル・コジマの大躍進があった。<br />　当時の家電量販店業界には、同業他社の地盤には出店しないという、今では信じられない不文律があった。ヤマダ電機もこれを遵守し、群馬と長野で店舗展開していた。</p><p><br />　ところがコジマはこうした不文律をものともせず、積極果敢な出店政策を推進。しかも、当時はメーカー主導だった売価設定をも無視し、「安値日本一への挑戦」を掲げてヤマダ電機の地盤である群馬県にも触手を伸ばしていた。</p><p>&nbsp;</p> <p><a href="../../../../../../interview/img/interview_no14chart03.html" onclick="window.open('http://www.shanimu.com/interview/img/interview_no14chart03.html','popup','width=900,height=415,scrollbars=no,resizable=no,toolbar=no,directories=no,location=no,menubar=no,status=no,left=0,top=0'); return false"><img height="193" width="420" src="../../../../../../interview/img/interview_no14chart03-thumb-420x193.gif" alt="interview_no14chart03.gif" class="mt-image-center" style="margin: 0pt auto 20px; text-align: center; display: block;" /></a></p> <p style="text-align: center;">※クリックすると拡大画像が表示されます。</p> <p><br /> 　この急激な環境変化に対応すべく、ヤマダ電機は改革をスタートした。90年からの第2ステージである。<br />　第2ステージは改革初期といえ、PC販売を強化する一方で、販・管費の削減に着手した。コジマに対抗するには同等以上の低価格戦略しかなく、それには粗利益率を落とさざるを得ない。その上で営業利益を確保するとなると、地域量販店に過ぎなかった当時のヤマダ電機としては、ただ愚直に販・管費をカットする以外に術がなかったのである。ただし、その手法は渋チン型ではなかった。<br /> 　表3（<a href="http://www.shanimu.com/interview/no14-2.html">PART2</a>）のように販・管費の総額は増やし、1㎡販・管費を下げたのだ。販・管費以上に売り場面積を増やしたからである。</p><p><br />　売りを取るための必要な金は今まで以上に遣い、無駄な経費だけを削減したのである。<br />　この施策により、90年度に23万円近かった1㎡販・管費が、94年度は17万円強まで圧縮。一方、販・管費総額は常に前年を上回っていたため、100万円前後だった1㎡売上高が94年度は120万円までアップ。2期続いた営業赤字からの脱出に成功した。これは愚直な販･管費削減策を終え、反転攻勢の時期にきたことの証だった。翌95年からいよいよ第3ステージへシフトすることになる。<br /><br /> <br /> <span style="font-size: larger;"><span style="color: rgb(204, 0, 0);"><b>接客販売の強化</b></span> </span><br /> 　急成長期である第3ステージの特徴は、販・管費の増額による売上高の拡大だ。では、その根幹となった販・管費を、どう遣ったのか。<br />　有価証券報告書から読み取れる販・管費内訳の中で、その伸びが顕著なものは広告宣伝費と人件費の2つである（次ページ表6）。1㎡販・管費が最も低かった94年度は、1㎡広告宣伝費が3万4000円、1㎡人件費が5万6000円であった。それが4年後の98年度には広告宣伝費が5万4000円（2万円アップ）、人件費は8万1000円（2万5000円アップ）と拡大している。</p><p><br />　1㎡人件費の増加とは店員の増加を意味する。1人当たり売り場面積（守備範囲）を見ると94年度は65.8㎡だが、98年度には49.3㎡まで縮小。同面積の店であれば店員が増えた計算になる。この事実は、渋チン型セルフ店舗が蔓延していた当時の風潮に抗うもの。金を遣い、人を雇い、接客して売る方針を明確に推進した結果といえる。</p><p><br />　特にウインドウズ95の発売以降、世の中にはPC初心者が急増した。商品政策としてPC販売を強化していたヤマダでは、店員が初心者に説明し